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史上最強のカメラを搭載!ファーウェイのフラッグシップモデル「P30シリーズ」の進化を検証

2019.04.21

動画撮影も強化

 ファーウェイ製端末のカメラ機能はLeicaという老舗ブランドとの提携もあり、どちらかと言えば、静止画の撮影に軸足を置いてきたが、今回のP30シリーズでは動画撮影についても強化されている。

 まず、動画を撮影するシチュエーションとして、夜間など、あまり光源がない場所で撮影することが多いが、ライバル機種ではあまり撮影できないようなシーンでも40MPイメージセンサーなどを活かし、被写体がしっかりとわかるように撮影できるようにしている。たとえば、誕生日などでケーキのロウソクを吹き消す子どもを撮影するときなどにもしっかりと対象を捉えられるという。

屋内外の暗いところでの動画撮影も強い

 動画を撮影するとき、これまでスマートフォンのカメラでは手ぶれ補正が十分ではなかったこともあったが、HUAWEI P30シリーズでは前述のように、2つのカメラの光学手ぶれ補正に加え、HUAWEI AISと呼ばれるAI技術を活かした手ぶれ補正を組み合わせることで、手ぶれを抑えた自然な動画を撮影することができる。特に、スポーツなどで被写体が大きく動くシーンなどに効果を発揮するという。

 また、前述のように、両機種とも光学3倍、もしくは光学5倍のレンズを搭載しているため、被写体により寄って、撮影することもできる。デジタルズームと組み合わせたハイブリッドズームを利用すれば、遠くにある被写体を大きなロスなく、拡大して撮影することが可能だ。さらに、画角の違う複数のカメラで同時に映像を撮影する「Dual-View Video」の機能も搭載される。片方のカメラで走り回る子どもを追いかけながら、もう片方のカメラで全体を撮影するといったこともできるという。

 これらの多彩なカメラ機能の充実により、前述のカメラ評価機関のDxOMarkの評価において、今回発表されたHUAWEI P30 ProはOverallでトップだった従来のHUAWEI P20 Proの「109」を上回る「112」という値を記録し、今年発表されたばかりのライバル機種のGalaxy S10+をリードする結果を出している。

カメラ評価機関のDxOMARKでは従来機種やライバル機種を上回り、最高点を獲得

ネットワーク対応も充実

 HUAWEI P30シリーズはカメラ以外のスマートフォンとしての基本機能も強化が図られている。

 チップセットはファーウェイ傘下のHiSlicon製Kirin 980が搭載され、HUAWEI P30は6GB RAMと128GB ROM、HUAWEI P30 Proは8GB RAMと128GB/512GB ROMで構成される。メモリーカードは一般的なmicroSDメモリーカードではなく、昨年秋のHUAWEI Mate 20 Proでも採用された独自のNMカードを採用する。NMカードはnanoSIMカードと同じサイズのメモリーカードで、SIMカードトレイの片方にnanoSIMカードを装着し、もう片方にNMカードか、デュアルSIMのnanoSIMカードを装着して利用する。

 デュアルSIMの対応については、Dual SIM/Dual VoLTE(DSDV)に対応する。DSDV対応のスマートフォンは徐々に増えてきつつあるが、iPhone XS MaxやGalaxy S10 Plusなどはいずれも片方のSIMカードでVoLTEによる通話をしていると、もう片方の着信が受けられない仕様になっているのに対し、HUAWEI P30シリーズは片方のSIMカードでVoLTEによる通話中でももう片方SIMカードで着信を受けることができる。

 バッテリーについては前述の通り、HUAWEI P30が3650mAh、HUAWEI P30 Proが4200mAhの大容量バッテリーを搭載しており、ファーウェイが独自に計測したヘビーユーザーの利用環境でも従来のHUAWEI P20 Proに比べ、27%のロングライフ化を実現しており、同じ環境で利用したGalaxy S10+よりも11%、iPhone XS Maxよりも37%も長く利用できるとした。

 充電環境については同社独自の40W急速充電に対応し、付属のACアダプタを利用することにより、バッテリー残量がゼロの状態から30分で70%まで充電できる。急速充電の安全性については、ドイツTUV Rheinlandによる安全基準を満たしており、安心して利用することができる。ワイヤレス充電は新たに15Wの急速充電にも対応し、他のワイヤレス充電対応端末に給電するワイヤレス給電にも対応する。ワイヤレス給電については他のスマートフォンだけでなく、Air Podsなどのワイヤレス充電対応イヤホンなどの周辺機器にも利用できるほか、動作保証はないものの、ワイヤレス充電対応マウスや生活家電(電動シェーバーや電動歯ブラシ)でも利用できるという。

 プラットフォームはAndroid 9を搭載し、ファーウェイ独自のユーザーインターフェイス「EMUI 9」を採用する。昨年秋に発表されたHUAWEI Mate 20 Proから採用された「Gesture Navigation」も継承されていて、Androidプラットフォームの操作に利用する[戻る]キー、[ホーム]キー、[履歴]キーの機能を左右へのスワイプ、下から上へのスワイプなどの操作に割り当て、画面をさらに広く利用できるようにしている。

 この他にもジムなどに設置されているマシンとの連携をはじめ、アウディとの提携によるクルマのインテリジェントキー(リモートキー)機能の搭載なども発表された。利用できる国と地域は限定されるが、さらにスマートフォンの活用範囲を拡げる機能として、注目される。

 価格については、HUAWEI P30がRAM 6GB/ROM 128GBモデルで799ユーロ、HUAWEI P30 ProはRAM 8GB/ROM 128GBモデルで999ユーロ、RAM 8GB/ROM 256GBモデルで1099ユーロ、RAM 8GB/ROM 512GBモデルで1249ユーロと発表された。いずれも欧州の付加価値税(20%〜)を含んだ価格であるため、発売される国と地域によっては、もう少し安い価格になる可能性もある。販売は欧州で3月末から順次、スタートしているが、その他の国と地域の展開については、何も発表されていない。

HUAWEI P30の価格は799ユーロ

HUAWEI P30 Proはストレージ容量の違いに寄り、999ユーロ、1099ユーロ、1249ユーロの3つの価格を設定

 アクセサリーについては、スワロフスキーとのコラボレーションによる「pearl Pink Glamorous Case」、フランス人デザイナーのMr. Quantin Obadia氏による「Art&Craft Case」をはじめ、定番の「Wallet Case」や「Style Case」、ダイビングにも利用できる「Dive Case」などがラインアップされる。

 周辺機器では急速充電対応バッテリーの「40W 12000 SuperCharge PowerBank」、Wear OSを搭載したスマートウォッチ「HUAWEI Watch GT」のバリエーション、Bluetooth対応のネックレスタイプイヤホン「HUAWEI FreeLace」、フルワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds Lite」、GENTLE MONSTERとのコラボ-レーションによるグラス「HUAWEI × GENTLE MONSTER Eyewear」なども発表された。

HUAWEI Watch GTは2モデルのバリエーションを追加

周辺機器類は99ユーロから。完全ワイヤレスイヤホンやバッテリーも発表

取材・文/法林岳之(ほうりん・たかゆき)
Web媒体や雑誌などを中心に、スマートフォンや携帯電話、パソコンなど、デジタル関連製品のレビュー記事、ビギナー向けの解説記事などを執筆。解説書などの著書も多数。携帯業界のご意見番。

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