
■連載/一条真人の検証日記
ZenFoneはAsus社のスマートフォンで、日本市場でも初期のSIMフリースマートフォン市場で高い人気を持ち、シェアナンバーワンになるなど、非常に人気の高いモデルのひとつ。このZenFoneはハイパフォーマンスな「ナンバーシリーズ」と個性的な機能を持つ「特徴シリーズ」との2つのラインアップがメインとなる。
最近、投入した新機種はこの「特徴シリーズ」をさらに進化させたもので、ZenFone Max(M2)と呼ぶ。6.3インチの大型ディスプレイを搭載し、バッテリ容量は5000mAhを誇る。
カメラ
M2のカメラはメインがデュアルレンズで1200万画素と500万画素、インカメラが1300万画素になる。このメインカメラは120度の超広角レンズを採用しており、被写体をワイドに捉えることができる。特に風景を撮影するのによさそうだ。
レンズはf1.8と明るく、LLEDフラッシュを備え、明瞭な写真が容易に撮影できる。また、AI機能を搭載し、撮影対象を13種類に自動的に判別、最適な撮影モードで撮影してくれる。
インカメラは美人モードを持つが高中低の3つモードをワンボタンで切り替えることができ、素早く効果を調節することができる。
背面のメインカメラはデュアルレンズ。背面は光沢があって艶やかな仕上がり。
インカメラはノッチデザインでディスプレイの面積が広い。美人モードも搭載。
価格
現在、価格は安い店で4万円を切る程度と、SIMフリースマホとしては決して安くはない。しかし、機能面では隙のない万能さで、コスパは悪くないという感じだ。
旅行などでバンバン写真を撮りたい人にお勧めだ。
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取材・文/一条真人
ITジャーナリスト。雑誌「ハッカー」編集長、「PCプラスONE」編集長などを経て現在にいたる。著書50冊以上で、近著は「Androidスーパーハイウェイ」(Kindle版)。IchijoMasahto。本名:OSAMU SAKATA。