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リニア新幹線が教材!?超電磁リニア技術を学ぶJR東海の模擬授業に参加してきた

2019.04.21

閉館後の特別ツアーへ。超電導リニア展示室で模擬体験する時速500キロ

さて、模擬授業を受けた後は「リニア・鉄道館」の展示を見学する。リニアのしくみや歴史を模型や年表で鑑賞するのだが、閉館後の無人のフロアを天野 満宏 館長の解説付きという私にとってこの上ない見学ツアーである。リニアに特化した超電導リニア展示室は、模擬授業にもあったリニアのしくみが装置や模型を用いてより実感的に理解できるコーナーとなっていて、おとな子どもに関わらず今見ておきたいエリアだ。なかでも時速500キロ走行が模擬体験できるミニシアターが秀逸。山梨リニア実験線で実際の体験乗車もしたことがある私にとってみても、音や振動など非常にリアルにできていて本物そっくりだった。

鉄道の高速化を象徴するシンボル車両を前に天野館長の解説を聞く。奥に見えるのが2003年に山梨リニア実験線で当時の鉄道世界最高時速581キロをマークした「MLX01」の先頭車だ

巨大鉄道ジオラマでは最近、人知れずリニア中央新幹線の名古屋駅ホームが増設された。実際の計画と同じように東海道新幹線の名古屋駅の真下に再現されている。そしてこのホームの柱の陰には“あの”名物CMを再現するかのような人形が立っている。ぜひ実際に「リニア・鉄道館」でチェックしてみてほしい

リニア中央新幹線の時速500キロ走行が模擬体験できるミニシアター。前面展望ビデオ的な前方風景と、側面の窓の風景がCG映像で流れていく。車輪走行中の振動や音も実感的に再現されていて実にリアルだ。惜しいのは山梨実験線では一瞬車窓に見える富士山が再現されていなかったこと

「リニア・鉄道館」では、そのほか鉄道の黎明期から新幹線に至るまでの貴重な実車や資料が収蔵・展示されている

名古屋市港区金城ふ頭3-2-2
TEL 052-389-6100
10:00〜17:30(最終入館は閉館30分前まで)
火曜日休館(祝日の場合は翌日休館。春休み、ゴールデンウィーク、夏休み等は火曜日も開館)
年末年始休館

リニア中央新幹線は2027年に開業する。その時リニアはもはや公共交通という役割にとどまらず、世界的なこの国の立場をも変えうる技術の具現化となる。それにともなってリニアのことは“知らなくてもいいこと”ではなくなってくるのかもしれない。超電導リニア開発開始からおよそ60年、結実の日に向けてリニア世代の養成元年と思しき模擬授業だった。これからの子どもたちがどのようにリニアと関わっていくのかとても楽しみだ。

写真・文/山下大祐
写真家。日本大学芸術学部写真学科卒業後、カメラマンとして活動。2014年からレイルマンフォトオフィス所属。鉄道会社のカレンダーや車両カタログ、カメラ広告、鉄道誌のグラフ等で独創性の高いビジュアルを発表しているほか、執筆活動も行う。

日本鉄道写真作家協会(JRPS)会員
2018年 「OLYMPUS鉄道写真展」出展 オリンパスギャラリー東京
2018年 個展「SL保存場」富士フォトギャラリー銀座

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