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2019.04.11

金融テクノロジー分野の人材不足はいつまで続くのか?

ヘイズは採用動向レポート「インサイドストーリー」の金融テクノロジー編を公開した。レポートによると日本経済の堅調な伸びに伴い、金融テクノロジー専門家の求人が増加している。今回は同レポートの一部を抜粋して紹介しよう。

「インサイドストーリー」金融テクノロジー編を公開

GDPの上昇により、金融サービス業務が活性化されているため、日本政府は国内の銀行業界を新しい規制改革で保護、整備することを目指している。これに伴い、規制の変更に対応できるよう、金融機関はITガバナンス分野の金融テクノロジースペシャリストを求めており、主にIT監査員、情報セキュリティ統括責任者、マネージャーなどが不足している。

金融機関はこれらの人材不足に対処するため、経験豊富なスタッフを昇進させることで社内異動を奨励し、その穴埋めとして若手の人材を新たに採用するなどの方策を実施。また、銀行や保険会社は技術的な職務で女性の人材を優先しようと是正に努めている。研修の追加や、産休のサポート、ワークライフバランス、勤務時間の柔軟性を改善するなど女性の採用に向けた動きもみられる。

また企業は人材不足の問題を解決するため、近年増加した海外発注のトレンドに伴い多くの金融テクノロジーのエキスパートが移住した香港とシンガポールなどを筆頭に海外にも目を向けている。特に投資銀行のアプリケーション開発部門においてはC++やJavaの言語が日本語の堪能さより重要となるからだ。

一方で、IT業務の内省化への動きもみられる。日本の企業は最近まで、開発作業だけでなくインフラマネジメントやアプリケーションテストを外注していた。しかし多くの企業が、費用効率が悪いと考えるようになりプロジェクトの内省化を試みるようになった。

この傾向についてヘイズ・ジャパンのマネージング・デレクターであるマーク・ブラジ氏は次のように指摘している。

「培った知識をベンダーが保持するという方法では、プロジェクトが完了しても、そこで得た専門知識が社内で蓄積されず、拡散してしまいます。これを是正するため、企業はベンダーの役割を直接果たすことができる人材の採用を求めています。そうすれば専門知識を保持し、管理することができ、長期的にコストも削減できます」

金融テクノロジー分野は特に専門性が高いため、この市場の人材不足はなおも続いており、高い技術を持つ求職者の給与は非常に高くなっている。

本の金融テクノロジー部門における他の傾向

フィンテック(金融テクノロジー)の新興企業が増加したことで、従来の金融機関の人材不足がさらに悪化している。こうした企業は、集約化されない仮想通貨取引やブロックチェーン取引の革新的なテクノロジーを通じて若い人材を惹きつけている。

これに対抗するため、金融サービスの大手企業は、社会的地位のある大企業で働くことのメリットを訴え、自社のテクノロジーを紹介するためのイベントを開催。投資銀行や保険会社の分析やビッグデータ戦略は既存のシステムとデジタルテクノロジーの開発発展に伴い強化されている。

金融テクノロジー部門の海外発注については、コストは削減できても提供されるサービスの質が低ければ利益を補えないと企業が気づいたことで衰退している。

関連情報/https://www.hays.co.jp/TheInsideStory/HAYS_2014166
構成/ino

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