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【平成から学ぶヒットの法則】バブルが弾けた後も新しいトレンドが生まれた平成00年代

2019.04.17

「モノが売れない」時代にヒットした商品の共通項

「右肩下がりの時代」への突入。

 平成を一言で表わすならば、これに尽きるのではないか。政治、経済、社会を揺るがす事件が起こり、それが、徐々に人々の暮らしにも影響を及ぼしていった。

 しかし、そうした変化をいち早くとらえて成長を遂げたり、ひこばえのようにたくましく再生する企業や商品も少なからずある。

 今から振り返ると、バブルが崩壊したとはいえ、まだ余裕があった時代は今よりモノがじゃんじゃん売れたという印象があるかもしれないが、当時のマーケティング書などにも「モノが売れない時代」になったと盛んに記されている。

 そして、今と同様に、差別化、付加価値化、ブランド化などは繰り返し叫ばれ、それがヒットの法則だと言われていた。もちろん、大きく変化したことも多々あるので、当時と同じ図式や方法論は当てはまらないかもしれないが、変化したことだけでなく、変化しなかったことも同時に探る必要があるだろう。そういった視点で作られた商品は、人々の気持ちに寄り添っているものが多く、ロングセラーとなっている。

 例えば89年(平成元年)のマツダ『ロードスター』、97年(平成9年)のトヨタ『プリウス』は、ほかのジャンルの商品と比べても、いかに個性的なものづくりに成功したかがわかる。「クルマが売れない」「クルマ離れ」などと言われるが、骨太のコンセプトを持つものは今でも愛され続けているのだ。

 もうひとつ触れておきたいのは、この頃から余暇や娯楽の選択肢が広がり、「大人も遊ぶ」時代に入ったこと。現在も話題の中心にあるゲームコンソールやキャラクターはこの頃に登場し、『たまごっち』のように携帯性をウリにして新しい市場を開拓するものも現われた。

 この頃からいかに時間を消費させるかも一層され始める。当時の試行錯誤を分析すると、ポストスマホ時代の消費者の時間を奪うヒントがあるかもしれない。

 デジタル化、インターネット化が大きなうねりとしてやってきたのも平成00年代。『Windows 95』や『iMac』は、メールやウェブブラウザーなどインターネットの利用手段として普及した。

 ただし、次の年代から日本では、独自の発展を遂げていく。

ユーノス(現マツダ)『ロードスター(NA型)』

89年(平成元年)発売。走る楽しさ、クルマを操る楽しさを提案。クルマ文化が成熟した海外でも、ライトウエイトスポーツカーを見直す契機を作る。現在に至るまで、マツダのクルマ造りを象徴する存在。

〈平成2年DIMEトレンド大賞受賞〉
キリン『一番搾り』

90年(平成2年)。ビールの製造過程を商品名に採用し、品質重視をアピールして大成功。それまでの印象訴求とは一線を画し、ものづくりを消費者に訴える手法もわかりやすく、先駆的だった。当時のビール戦争を勝ち抜いた同商品は、キリンを代表するロングセラーとなった。

任天堂『ゲームボーイ』

89年(平成元年)発売。乾電池で駆動し、『スーパーマリオランド』『テトリス』など、大ヒットしたタイトルを生み出した。ステレオイヤホンで迫力の音を楽しめたほか、通信ケーブルでつなぐと、対戦ゲームやデータ交換ができた。

任天堂『スーパーファミコン』

90年(平成2年)発売。83年(昭和58年)発売のファミリーコンピュータ(ファミコン)の後継機として登場。家族でゲームをする文化をさらに広めた意味でも、画期的な商品だったといえる。17年(平成29年)に発売された復刻版が約3か月で全世界で400万台を超える大ヒット。

さくらももこ『ちびまる子ちゃん』

90年(平成2年)にテレビアニメ開始。平成を代表する国民的なキャラクターに育つ。ほのぼのとしたテイストで描かれた日常が女性から支持され、その後、ファミリー層へとファンを広げた。
©さくらプロダクション ‑ 日本アニメーション

〈平成5年DIMEトレンド大賞受賞〉
シャープ『液晶ビューカム』

92年(平成4年)発売。今では当たり前だが、カラー液晶を見ながら撮影するスタイルは、「撮って、その場で見る楽しさ」を提案した。今で言う〝自撮り〟ができた点も革新的だった。ビジュアルコミュニケーションを再定義した商品。

ソニー・コンピュータエンタテインメント
『プレイステーション』

ポリゴンによる3Dグラフィックス表現を可能にした高性能画像処理能力を備え、コンソールゲームの歴史を塗り替えた名機。『闘神伝』『リッジレーサー』『鉄拳』など数々の大ヒットが、ここから生まれた。
©Sony Interactive Entertainment Inc.

ソニー『MD ウォークマン MZ-1』

92年(平成4年)発売。カセットテープの代替として登場。スキップ再生、タイトル入力、長時間録音などの利点があった。現在でもMDディスクはもちろん、据え置き型のMDデッキ(ティアック製)も継続販売中だ。

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