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2019.04.13

普段から何かに「感動」することを忘れないための4つの心得

 自分の見解を明瞭に語り、その結論を断言する人物は頼もしくスマートに見えるかもしれない。一方で明言を避け、優柔不断に見える物言いをする人物はその能力を疑問視したくもなりそうだ。しかし本当にそうなのだろうか?

謙虚な人が慎み深い理由とは?

 人々の多くは基本的には自分をより良い人物に見せたいと考えているだろう。場合によっては実力や実績を“盛った”自己アピールに出るケースもある。

 しかしその一方で、自分の実力や能力を控え目に見せようする謙虚な人々もいる。おごりたかぶらない謙虚な人には誠実さと信頼感が醸し出されるかもしれないが、そうだとすれば謙虚な人はそうした効果を狙って“演出”しているのだろうか?  

 そうした“演技派”もいるのかもしれないが、実のところ謙虚な人は謙虚でいることで、大きな“見返り”を得ているというから興味深い。

 米・ペパーダイン大学のクルミーリ・マンキューソ准教授が主導する研究チームが2019年2月に「The Journal of Positive Psychology」で発表した研究では、知的な慎み深さが知識の習得を容易にし、より良い意思決定に繋がっていることを報告している。

PsyPost」より

 研究チームは合計1200人もの人々が参加した5つの実験を通して、謙虚さが知的活動において有効な“戦略”であることを解き明かしている。

 実験では例えば「重要なトピックに対して別の視点から考えてみるのを歓迎する」や、「重要なトピックに対する考えを変えてみることを厭わない」というステートメントに同意できる謙虚な者は、現実とフィクションを見分ける課題で好成績をあげる傾向にあることが判明した。つまり謙虚な者は新たな知識を柔軟に受け入れてより正確な意思決定を行なっていることになる。

 研究チームは謙虚な者は、自分が知らないことがある事実を深く自覚しているからこそ、考え方がより開かれた柔軟なものになり、偏見のない正しい意思決定が行なえる確率が高まると説明している。謙虚な人は決して自己卑下しているわけではなく、より良い意思決定のための“戦略”として知的に慎み深くなっている一面があることになる。

 謙虚な人々は認知機能においては特別優れているわけではないのだが、興味深いことに学業成績(GPA)はその実力からすると低くなる傾向もあるという。答案などで絶対の自信を持って行なう回答が少ないぶんだけ、テストの成績は実力よりも低くなるのかもしれない。

 時には自信のない優柔不断な人物にも見えるかもしれない謙虚な人々だが、人物評価において早合点は禁物ということになるだろうか。

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