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「リップル」って何のこと?グローバルで進む海外送金を効率化する仕組みを解説

2019.04.26

 暗号資産の一つとして「リップル(XRP)」があります。「海外送金が素早く完了する仕組みがある」「金融機関が続々と導入を検討している」といったニュースを見かけたことはないでしょうか。

 ところで、リップルの何がすごいのでしょうか。グローバル化する世界を生きるビジネスパーソンとしては、既存の海外送金の仕組みやリップルで実現できることを知っていて損はありません。これらの仕組みの基本を解説します。

既存の海外送金では幾つもの中継銀行を経て着金する

 まずは既存の海外送金の仕組みについて解説します。海外送金のサービスを行う銀行は「SWIFT(スウィフト)」という国際的な金融の標準化団体が作成したネットワークに接続しています。送金指示を行う銀行は、SWIFTのネットワークに対して送金先の銀行や受取人の情報などを電文として送信します。送信された電文は「コルレス銀行」と呼ばれる中継銀行を経由して送金先の銀行に到達します。

 なぜ中継銀行が必要になるのでしょうか。

 それは全ての銀行が海外からの送金を受け入れているわけではないからです。銀行は海外の銀行と自分名義の口座を開設し合い、送金と着金の処理を行いながら資金の決済を行います。このとき開設する自分名義の口座を「コルレス口座」と言います。

 そこで受け入れが可能な銀行を探すように数珠つなぎで、コルレス銀行を経由して目的の銀行に送金します。当然、自分の銀行と契約のある銀行に対してでしか電文を送ることができません。したがって海外送金には数日から数十日の時間がかかり、コルレス銀行を経由する度に手数料がかかります。海外送金が遅くてコストがかかると言われているのはこのためです。ちなみに日本円の場合、コルレス銀行の機能のほとんどを三菱UFJ銀行が担っています。米ドルだとJPモルガン・チェース銀行やシティバンクが担っています。

■海外送金に係る手数料(三菱UFJ銀行の場合)

最低でも2,500円の手数料がかかります。国内の銀行振り込みに比べて5倍~10倍程度の手数料がかかりますので、気軽に送金することはできません。
引用元:三菱UFJ銀行/外国送金

■SWIFTを使った海外送金のネットワークイメージ

例えば日本からアメリカに米ドルを送金する場合、送金者の預金口座で米ドルを調達し、受取人の銀行口座に対して送金依頼を行います。取引関係のあるコルレス銀行を経由するたびに、米ドルの送金決済が行われ、目的の銀行まで米ドルの情報が届けられます。

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