人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2019.04.13

世界で通用するプレゼンとは?自分の「当たり前」をブレイクスルーするヒント

第2回「相手を動かす」異文化コミュニケーション術【全6回】

今回はグローバルな場でプレゼンやスピーチを行う場合を想定し、クイズ形式で解説していきます。
あなたの「当たり前」は果たして世界でも通用するでしょうか?!

質問1 礼儀は万国共通。オープニングでまず主催者へお礼を述べるべき。正解、不正解?!

質問2 外国人に見劣りしないよう、ボディーランゲージは大げさなくらいがちょうどよい。正解、不正解?!

質問3 つかみが大事。まずはジョークで始めると場が和んで良い。正解、不正解?!

質問4 自己主張の強い欧米文化では、自己アピールをしっかりすべき。正解、不正解?!

質問5 沢山の質問に備えてQ&Aを最後に持ってくるのが良い構成である。正解、不正解?!

ここからは各質問の回答と解説をしてきます。

質問1 礼儀は万国共通。オープニングでまず主催者へお礼を述べるべき。正解、不正解?!

回答:不正解!

第一印象という言葉がありますよね。最初にパッと目に入る表情、身なりなどが大きく印象を左右するわけですが、スピーチでは、最初の7秒になにをいうかで第一印象が決まります。そして話が始まったところで、聞いている側は、30秒で話がおもしろいか、おもしろくないかを判断するとされています。

これをブレイクスルースピーキングでは、「7秒ー30秒ルール」と呼んでいます。第一印象、第二印象ということもできるでしょう。最初の7秒が第一印象の勝負ポイントですが、第一印象がよくなくても、第二印象がよければ、聞き手は話しに引きこまれます。逆にいえば印象を強めるにはチャンスは2回しかない、ということです。

ほとんどの話は、プレゼンだろうが、セールスだろうが、発表会だろうが、30秒内という短い時間で判断されてしまう。30秒に相手を引きこむことができることが課題となるのです。
そんな大事な冒頭のタイミングで、主催者や協賛社の名前を並べてお礼を述べては、30秒どころか何分も過ぎてしまい、聴衆は最初から眠気に襲われてしまいます。まわりくどい挨拶や、自己紹介、自社紹介も同様です。

つい丁寧にしようと思って「このような名誉をいただきまして、まことに恐縮です」といった長たらしい挨拶をしたり、「まずはわが社の沿革からご説明させていただきます」、「わたくしは1980年に入社してから開発部門に所属し…」など、からスピーチを始める人がほとんどなのではないでしょうか。しかし、これでは聞き手の興味を惹きようがありません。

英語ではこれを、Unpleasant pleasantry「非礼なる礼儀」といい、スピーチで避けるべきことです。礼儀正しくしようとしたつもりが、逆に聞き手に対しての「非礼」となってしまうのです。

ですから冒頭の7秒でどのように第一印象を強く焼き付けられるか、30秒でいかに第二印象、つまり、「この人の話は興味もてそう!聞きたい!」と思わせるか、考えてみましょう。

ブレイクスルースピーキングでは、7秒で印象がガラリと変わるオープニング7つの手法、というのを教えていますが、例えば、「起業家が失敗する最大の原因は何だと思いますか?」という、聞き手に考えさせるパワフルな質問を冒頭でいきなり問いかける、というような手法もそのひとつです。他の6つの手法に興味のある方は、是非ブレイクスルーのオンラインセミナー(基礎コース)をのぞいてみてください。

質問2 外国人に見劣りしないよう、ボディーランゲージは大げさなくらいがちょうどよい。正解、不正解?!

回答:不正解!

日本人の場合、ボディーランゲージが控えめになりがちですが、ボディーランゲージを大きくすればいいというものでもありません。不必要なボディーランゲージは、スピーチの妨げになるだけでなく、動きのほうに目が行ってしまって、伝えたいメッセージが伝わらなくなってしまいます。

たとえばアメリカのトランプ大統領。手の動きがなんとも独特ですよね。トランプ大統領の場合は、もはやキャラクターとして確立されていますが、一般的にいえば、余計な身ぶり手ぶりは、話の内容から人の注意を外してしまうものなので、避けたいところです。

メッセージを第一に考え、意味のある動きに絞り込んでいきましょう。伝えたいストーリーやシーンに合わせ、目線、動線を芝居の演出のように緻密に組み立てていくのです。

例えば、動きを絞りながら「三つのポイントについて語ります」という時に三本の指をだしたり、「ひとつ目」「ふたつ目」といったように指で出してみせたりして、視覚的にも伝えるのは効果的です。「お・も・て・な・し」というのもありましたね。

また立ち位置も利用できます。「過去」→「今」→「未来」について話すなら、立ち位置を、下手(しもて)→中央→上手(かみて)に移動しながら話す、など、場が広く使える場合は効果的に活用してみましょう。

質問3 つかみが大事。まずはジョークで始めると場が和んで良い。正解、不正解?!

回答:不正解!

1で、「7秒―30秒ルール」のお話をしました。じゃあ7秒でつかむならジョークは抜群じゃないか!とお思いかもしれませんね。実際に、日本人管理職の方々の中でも、「つかみが大事だらかね、最初にジョークを言うと場が和んでいいんだよね、いつもそうしてるんだ。」と自信満々におっしゃる方がよくいらっしゃいます。

つかみが大事、は正しいのですが、冒頭のジョークは避けたほうがよい、とアドバイスしています。それは、ジョークというのは、最適のタイミング、間、言い回し、表情などを最大限に活かす必要があり、非常に高度なスキルを要するからです。何年も人を笑わせることを訓練し続けているプロのお笑い芸人ならまだしも、一般人の我々の場合、出だしから滑ってしまう可能性大です。

あるいは、本やネットなどで見つけたジョークなどは、聞き手が知っているものがあるかもしれません。そうすると独創性がないという印象しか与えません(ただし、引用、として話すのであれば別です)。また、ジョークは重要なメッセージと無関係なことが多く、笑わせようと集中しすぎて、大切なメッセージへ注意が集中するのを妨げてしまいます。

覚えておいていただきたいポイントは、冒頭で発するメッセージは、インパクトだけでなく、スピーチ全体で伝えたいコアメッセージの導入でなければならない、ということです。何ら関係のない、ただ笑わせるだけを目的とした「ジョーク」は、本題に入ったとたんに、内容が途切れてしまい、逆効果を生みます。

ただし、コアメッセージに関連していて、かつ、笑いが起こるような、「メッセージが伝わる効果を上げる目的」を持った「ユーモア」なら大歓迎です。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年7月16日(火) 発売

DIME最新号の特別付録は超強力なUSBモバイル扇風機!大特集は「夏の新製品辛口評価テスト」!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。