
平成の30年間、アナログからデジタルへ目覚ましい勢いで技術が進歩していった。
それに伴い、メディア・デバイスも著しい進化を遂げて、今日における私たちが日々得られる情報の質・量ともに、平成元年時点とは比べ物にならないものとなっている。
そんな時代の流れ及びメディアの進化に合わせて、日本人のマスターベーションのかたちも変化を遂げてきた。
今回、そんな「マスターベーションの30年史」を、TENGA研究会によるアンケート調査と、「エロ本黄金時代」をはじめ、数多くの著書を執筆した作家・評論家 本橋信宏氏の解説・インタビューと共に紐解いていきたい。
「妄想エロ」から「ダイレクトエロ」に? 想像力を駆使した時代から、リアルな映像を楽しむ時代へ。
50代は「アイドル」や「俳優・女優」が上位にランクイン。憧れの人に想像力を駆使して青春時代を過ごした人が多そうだ。
一方で20代は「AV出演者」をオカズにしている人が圧倒的に多く、直接的なSEX映像を活用していることが明らかに。
スマートフォン台頭でVHS全滅? マスターベーションに、20代82%がスマートフォンを使用!
20代1位は断トツの「スマートフォン」。50代1位の「アダルト雑誌」は20代だとわずか14.5%になった。
50代2位だった「VHSビデオ」も20代でランク外となり、時の流れを感じさせる。女性だけ見ると「官能小説」が人気で50代女性(当時20代)の36%、20代女性の27%が活用しているという結
果になった。