
どんなにやりがいのある仕事でも、上司がアレだと会社へ行くのが憂鬱になるものだ。それだけ管理的立場にいる人間の存在は大きい。
では実際のところ、上司との関係性の良し悪しによって、仕事のパフォーマンスや従業員満足度にどの程度影響が及ぼされるのだろうか?
今回、カオナビHRテクノロジー総研が、一般社員と管理職約600人を対象にアンケート調査を実施した。
約6割の人が「上司から理解されていると仕事のパフォーマンスにいい影響がある」と回答
「上司からの理解(強みや弱みといった個性・事情)が仕事のパフォーマンスに良い影響があるか」という質問が行われたところ、約60%の回答者がその影響を認めている。
その中でも、20代は80%にのぼる回答者がその影響を認めており、「自分を理解してほしい」という気持ちを持ちやすい傾向にあることがわかる。
上司から理解されていると従業員満足度が高まるという結果に。
「上司からの理解」と「現在の職場への満足度」の回答結果を組み合わせると、上司の理解の有無で、職場への満足度に非常に大きな差が見られた。
「上司から理解されている」と回答した従業員の68%が職場に満足しており、「理解されていない」従業員はわずか11.5%しか「職場に満足している」と回答しなかった。
「上司から理解されている」ということは、成果だけでなく従業員満足の観点からも重要であることが見て取れる。