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2019.03.31

アップルが発表した「Apple Card」の3つの革新的な取り組みとは?

米Appleが3月25日(現地時間)に開催したスペシャルイベントで、『Apple Card』について発表した。これはAppleが独自で提供するクレジットカード。単にApple Payでバーチャルカードを発行できるというだけでなく、これからの金融業界を変えるかもしれない、新しい取り組みを行なおうとしている。

『Apple Pay』の次なる取り組みである『Apple Card』

日本では2017年10月より利用できるようになった『Apple Pay』。これはiPhoneのWalletアプリの中にクレジットカードやプリペイドカードを取り込み、非接触決済で店舗で支払いができるというもの。アメリカでは2014年よりサービスが開始され、アメリカの小売店の実に70%以上が『Apple Pay』を導入していると、AppleのCEOであるティム・クック(Timothy Donald "Tim" Cook)は語った。

『Apple Card』について発表するCEOのティム・クック。

『Apple Pay』はオーストラリアでは99%、イギリスでは85%、カナダでは80%の小売店舗が導入するなど、世界中に広がっている。今年中に40か国以上で利用できるようになり、その取引数は100億を超えると言う。

店舗や交通機関、オンライン決済、個人間送金(日本は未対応)まで、安全に決済できる『Apple Pay』。その次なる取り組みが、独自のクレジットカードである『Apple Card』だ。クレジットカードはアメリカが発祥で、今や生活に必要不可欠なもの。ただ改善も必要だとし、ティムは改善のポイントとして、次の5つの項目を掲げた。

・申込みの簡素化
・年会費の無料化
・金利を下げる
・分かりやすく魅力的な特典
・安全性とプライバシーの提供

『Apple Card』は従来のクレジットカードの仕組みを改善

『Apple Card』はバーチャルカードで、申し込むと数分後にWalletアプリに表示される。通常はプラスチックカードの到着を待つ必要があったが、『Apple Card』は申込みから発行までがスピーディーで、すぐに『Apple Pay』を通して小売店やオンラインで利用することができる。発行手数料や年会費は無料だ。

Walletの機能自体も改良され、自分がいくら使っているのか、その引き落としはいつなのかを明確にする。どこで利用した支払いなのかも、店名や明細だけでなく地図でも表示。しかも使った利用明細を食費や買い物、娯楽など、色分けして表示。自分の消費傾向を手軽に調べることができる。

ただ、ここまでは特に目新しいものではない。バーチャルカードの発行は日本の銀行でも取り組んでいることだし、家計簿アプリを利用すれば、自分の消費傾向をグラフ化することも容易にできる。とはいえ、これらを一気通貫して、誰もが手軽に利用でき、家計を健全化しやすくしたことは、『Apple Card』の1つ目の革新的なポイントと言える。

『Apple Card』の詳しい説明はジェニファー・ベイリーが担当。Wallet上にバーチャルの『Apple Card』が生成され、どこでいくら利用したかが明確に表示される。

クレジットカードを利用すると主にポイントが付くが、それがわかりづらいと、Apple Pay部門の副社長であるジェニファー・ベイリー(Jennifer Bailey)は言う。そこで『Apple Card』が採用したのがキャッシュバックだ。

『Apple Card』を『Apple Pay』を利用すると2%、Apple StoreやApp Storeからの購入、Apple MUSICなどでの購入の場合は3%をキャッシュバックする。このキャッシュバック機能はデイリーキャッシュ(Daily Cash)と呼ばれ、その名前の通り、毎日、キャッシュバックが行われる。デイリーキャッシュのキャッシュバックは無制限。現時点では『Apple Card』の利用上限額などは発表されていないが、通常のクレジットカードと同じと見なすなら、契約者によってその利用上限額は異なると思われる。

デイリーキャッシュはバーチャルの『Appleキャッシュカード』に貯まっていく。

『Apple Pay』の利用で2%、Appleからの直接の購入で3%のデイリーキャッシュが得られる。

キャッシュバックを採用するクレジットカードでは、月額のキャッシュバック分をまとめて、利用額から差し引いて引き落とすのが一般的だが、デイリーキャッシュはWallet内にある新たな『Appleキャッシュカード』にキャッシュバックされる。そういう意味では、日本のポイント制度と似通っている。デイリーキャッシュは現金のように何にでも使え、友達への送金にも利用できる。

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