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2019.04.12

サプライチェーンを変革!ブロックチェーンが実現する「インダストリー4.0」とは?

【ブロックチェーンの活用法】ブロックチェーンはものづくりをどう変える?

ブロックチェーンの仕組みがわかっても、それをどう活用していくのか? なかなかイメージができない人も多いのではないでしょうか。今回はブロックチェーンがものづくりや流通に与える影響に関して解説していきます。

ものづくり・産業の現場で起きている「第四次産業革命」は「インダストリー4.0」と言われることもあります。インダストリー4.0の本来の意味は、ドイツ政府が発表した産業の高度IT化のための国家戦略プロジェクトです。しかし、一般的にはIoTやAI、ブロックチェーン技術などを使った製造業のIT化全般のことを言い表しています。今回はインダストリー4.0において、どの様にブロックチェーン技術が使われるのか考えてみましょう。

工場のさらなるデジタル化のためにIoTを活用

 まず以下の図を見てください。この図からわかるようにインダストリー4.0は、コネクティビティによる革新と書かれていますので、IoTやその他デジタル技術を活用し様々なデータを取得するためのネットワーク接続が主であるといえます。

引用元:三菱総合研究所が作成した第4次産業革命における産業構造分析とIoT・AI等の進展に係る現状及び課題に関する調査研究報告

これらの接続により、原料の製造から消費者に製品・サービスが届くまでのサプライチェーンがより効率的に機能します。その結果製造業の収益が増え、産業全体が発展していくことになります。その中でブロックチェーンは以下の2つのケースで使われることになります。

①センサー同士を接続するM2Mネットワークの管理
②製造から販売までの取引の透明性・トレーサビリティの確保

①センサー同士を接続するM2Mネットワークの管理

 大規模工場での製造をイメージしてみてください。食品で金属製品でも、製造状況を確認し、製品の品質をチェックするためには多数のセンサーが必要になります。例えば食品加工だと、原料品の形や大きさを確認するセンサー、コンベアーに流れてくる原料品の量を確認するセンサー、加工場の気温や湿度を確認するセンサーなどなど、たくさんのセンサーが必要になります。サーバー上にこれらのデータをため込む際にそれぞれのセンサーが独立に稼働してデータ収集することはできています。サーバーとセンサー間の異なる機器同士で情報をやり取りすることをM2M(Machine to Machine)といいます。

 当然センサーの数が多ければ多いほど、正確なデータを集めることができます。一方ですべてのセンサーをサーバーで一括して管理すると管理が煩雑になってしまいかねません。そこでブロックチェーンの出番です。中央管理者が不要でネットワークを構築でき、記録したデータの改ざんが不可能な仕組みを使うことで、サーバーとは独立した形でセンサーネットワークの構築が可能です。サーバーは必要に応じてブロックチェーンのデータを参照すればよくなります。またあらかじめセンサーネットワークのブロックチェーンに、センサーの利用時間や検出誤差の設定をスマートコントラクトとして記述し、センサーベンダーもブロックチェーンに接続させておけばこれらの設定値に達したときに自動でセンサーの製造ベンダーに発注し決済まで完了させられます。

 これがセンサーではなく、インターネットに接続されているモノから様々な情報が集める場合も同じです。複数の拠点でそれぞれ異なる部品を製造する場合、センサーネットワークを束ねるIoTデバイスからさらに情報を収集するためにインターネットに接続します。

 このとき、インターネット回線経由でのブロックチェーンネットワークを構築しておくと、デバイス制御を効率化できます。またスマートコントラクトの仕組みを使い、機器の稼働状況を解析することで、製造できる個数が精緻に予測できます。その結果、工場の保険料を最低限必要な分だけに最適化したり、必要となる最低資金分だけの融資を受けたりといったことが可能になります。

■センサーによるM2MネットワークとIoTネットワークのイメージ

工場内で構築するセンサーのネットワーク構築や、他拠点間のIoTデバイス接続や他企業との接続をブロックチェーンで接続することで、情報がすばやく正確に取得できます。またスマートコントラクトによりセンサーの受発注業務や資金調達業務の効率化も考えられます。

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