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2019.03.31

「医師の道をあきらめてレッドカーペットのバックステージを選んだ理由」メイクアップアーティスト・原岬さん

「起業」は飛び抜けて優れた人や特別な人がするもので、自分とは関係がないと思うかもしれない。しかし、起業はただの手段であり、誰もが選択できるものだ。自らの夢を実現するために起業という道を選んだ「起業人」を紹介する。

TV、舞台、ファッションショーなどで活躍するメイクアップアーティストの原岬さん。海外からのオファーも多く、ヨーロッパで人気のリアリティショーのメイクも務めた。かつては医師を目指していた彼女がなぜメイクの道へと進んだのか。

本当は医者になりたかった

高校時代は医学部を目指し、受験勉強に励んでいましたが、その夢は叶いませんでした。医療に関わることがしたかったので、医療工学を学ぶ大学へと進みました。大学2年の時、偶然化粧療法についての論文を見つけ、DVや交通事故などで負った傷をメイクを通じてカバーできると知りました。もともとメイクが好きだったこともあり、週一回メイクの専門学校に通うことにしました。しかし、この頃はメイクの道に進むとは考えておらず、大手企業で、バリバリ働く未来をイメージしていました。

実際、大学卒業後は誰もが知る大手企業に就職をしました。電子カルテの営業の仕事です。「3年は社会を見てから、自分の好きなことしよう」と考えていたのですが、入社式に出席し、落胆しました。当時、完璧主義で、周りにも厳しかったんだと思います。新入社員の多くは学生の延長で、未来を見据えて対等に会話できる人が少なかった。時間がもったいないと感じました。3ヶ月ほど経った頃、知人が「そんなに憂鬱になるくらいだったら、好きなことをしてもいいんじゃない?」と言ってくれました。このまま会社にいるよりも、好きなことでお金を稼ぐ方法を自分で探したほうが成長できると思い、翌日上司に電話して退職しました。

NYで100人の大学生をハンティング

それから1年半は、人のツテでメイクの仕事を受けていましたが、今の自分の力だと、今後やっていくのは難しいと感じました。「一流のメイクアップアーティストに会えば、何かヒントを得られるかもしれない。」その想いだけで、かつてVOGUEでも活躍していたリンダメイソンに会いに、NYに行くことにしました。しかし、当時は日本人にしかメイクをしたことがなく、リンダに見せるためのポートフォリオがありませんでした。そこで、街にいる大学生に声をかけ、片っ端からメイクをさせてもらいました。カメラマンもいないので、撮影も自らしました。1ヶ月に100人にメイクをし、ポートフォリオにしてリンダに見せました。120%の力で作った作品だったので、褒められると思っていましたが、リンダからはボロクソ言われました。それはもう落ち込んで・・・。その時のことは今でもはっきり覚えています。見晴らしのいい公園にトボトボと行き、空を見ながら長いこと放心しました。しかし、熱意は伝わったようで、リンダのアシスタントとして働かせてもらえることになりました。

喜んだのもつかの間、言葉の壁に直面しました。大学時代にアメリカに留学したことがあったので、英語で日常会話はできますが、洗練された会話をすることができませんでした。リンダが仕事をするのは、トップクラスの人たちばかり。「日本人だから、英語ができないのは仕方ない。」は通じません。身をわきまえず、少しでもでしゃばると、ピリッとした空気になりました。「あなたの顔は退屈」と言われたこともあります。リンダからは、メイクのテクニック以外にも、洗練された言葉や身の振り方など、多くを学びました。今、海外の方を問題なくアテンドできるのはその経験のおかげです。

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