
2~3月にかけて携帯電話業界では重要なイベントが立て続けに行なわれた。中でも「Samsung Galaxy UNPACKED 2019」と「MWC19 Barcelona」で注目を集めた、高速・大容量な5G通信に対応したモデルや、折りたたみタイプを中心に、革新的な端末について紹介しよう。
イベントは怒濤の〝5G祭〟だった!超高速通信がまもなくスタンダードになる
日本でも今年、プレサービスが開始される5G。世界では独自規格でありながら、5Gのサービスをすでに展開中の国や地域があり、今年は各国で商用サービスが始まる模様だ。「MWC19 Barcelona」では10社程度のメーカーが5G対応スマホを展示。「Sub-6GHz帯」という比較的低い周波数で通信する5G端末は、現在のLTE端末と遜色なく自然に動く状態に仕上がっており、5Gが本格始動することを強く感じさせた。また、28GHzなどの高い周波数「ミリ波」を利用する5G端末は、より高速なデータ通信が可能。とあるデモでは、2Gbpsを超える速度を出していた。日本で5Gが本格始動となる来年には、ここで紹介している製品が国内投入されているかもしれない。
Sub-6&ミリ波の両方に対応
Galaxy『Galaxy S10 5G』価格未定
「Samsung Galaxy UNPACKED 2019」で発表された『Galaxy S10』の5G対応版。Sub-6&ミリ波の両方に対応する。6.7インチの有機ELディスプレイを採用。背面には3D深度カメラを備える。