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Galaxy S10、Galaxy Fold、Galaxy Harajuku、高東眞CEOが語るサムスンの未来

2019.03.28

Galaxy Foldについて

---- 先日、UNPACKED 2019(サムスンの発表イベント)では折りたたみスマートフォン「Galaxy Fold」が発表されました。Galaxy Fold投入の狙いについて、教えてください。

発表されたばかりのGalaxy FoldもGalaxy Harajukuに展示されている

高氏:Galaxy Foldはディスプレイの開発を含めると、8〜9年前に始まったプロジェクトです。昨年10月の開発者カンファレンスで、はじめてGalaxy Foldをお見せしました。新しいフォームファクターや4:3のディスプレイを無理なく利用できるようにするには、まず、開発者のみなさんに知ってもらわないと開発ができないと考えたからです。特に、3つの画面を同時に駆動するというコンセプトは、1年前からGoogleといっしょに取り組んできました。一般的にフォームファクターについて、開発者カンファレンスとUNPACKEDの両方で発表する必要はなかったかもしれませんが、Galaxy Foldの場合、搭載されている機能や性能の最適化のために、10月には開発者カンファレンスで、今回(2月)、一般消費者のみなさんとパートナー向けにUNPACKEDで発表し、発売時期や価格についてもご紹介しました。

---- Galaxy Fold以外にも他社が折りたたみスマートフォンを出してきましたが、今後、折りたたみスマートフォンは主流になるのでしょうか? また、他社の折りたたみスマートフォンに対するアドバンテージを教えてください。

高氏:Galaxy Foldの話をする前に思い出していただきたいのは、サムスンがGalaxy Noteシリーズを開発したメーカーであるという点です。Galaxy Noteの初代モデルを開発した背景をお話しすると、当時のスマートフォンはまだ3.8インチから4インチ程度のディスプレイが主流でしたが、もっと大きな画面を搭載することで、没入感のある体験を提供し、さらにペンを追加することでスマートフォンを進化させることができる、新しいカテゴリーを作ることができると考えました。Galaxy Noteに採用されているペンは、日本のワコム(ペンタブレットなどで知られるメーカー)さんとの共同開発によって、生み出されたものです。Galaxy Noteシリーズはその後、市場で大画面スマートフォンのメインストリームになるきっかけとなり、他社も追随することになりました。

Galaxy Fold開発のスタートは、人が使えるスマートフォンの画面の大きさの限界は6〜7インチ程度だと考えたところにあります。Galaxy Note以上に大きな画面を搭載するにはどうすればいいか、サムスン内でもいろいろ議論が重ねられ、その中から折りたたみというコンセプトが生まれました。ただし、この折りたたみという形状を実現するには、さまざまな技術の開発が必要でした。たとえば、バッテリー関連の技術やヒンジの構造、20万回や30万回の開閉でも問題が起きないディスプレイの品質などが挙げられます。ディスプレイの仕様についてはアウトフォールド(閉じたときにディスプレイが外側になる構造)も検討しましたが、やはり、インフォールド(閉じたときにディスプレイが内側になる構造)が正しい方向性だろうと判断し、インフォールドで開発を進めました。なぜ、インフォールドがいいのかという質問をよく受けますが、2000年前に発明された『本』がインフォールドであることがもっとも明解な答えでしょう。今後、折りたたみスマートフォンが主流になっていくには、もう少し技術的な革新が必要だと思います。現時点でお話しできるのは、Galaxy Foldが主流になるかどうかではなく、Galaxy Foldを好むユーザーの方がいらっしゃるということだと思います。

Galaxy Noteを発売したとき、当初の3〜4年は大画面のためにGalaxy Noteを買うというお客さんが数多くいらっしゃいました。ところが、Galaxy Note8(2017年発売)の頃になると、ペンがあるから、Galaxy Noteを使うという層が全世界で顕著になってきました。聞いた話によると、Noteにペンがないのは、韓国のお客様にすると、食事にキムチがないのと同じだという人もいるそうです(笑)。

---- Galaxy Foldはどういった使い方をイメージされているのでしょうか? 4:3の画面を有効に使うスタイルとしてはどんなものがありますか?

高氏:さまざまなユーザビリティがあると考えていますが、たとえば、UNPACKEDのデモでもお見せしたように、3つのアプリを同時に切り替えながら使うことができます。画面を開いた状態にして、左側でYouTube、右側でチャット、下の画面ではオンラインの買い物といった使い方ができます。ミレニアル世代やアーリーアダプタのお客様は、パソコンで提供されるようなマルチメディア機能をスマートフォンに求める傾向があります。実際に、Galaxy Foldを20代のユーザーに試してもらったところ、Galaxy Foldではパソコンと同じように、快適にタイピングができました。クルマの中で地図を見るときにも目的地と現在地を表示して、より多くの情報を表示することができます。

また、私は朝、運動をするとき、ランニングマシンの上に端末を置き、テレビ番組やニュースを見たり、ドキュメントに目を通したりしていますが、これまでの一般的なスマートフォンを使ったときよりもGalaxy Foldの方が快適に使うことができました。タブレットを使った方がいいのではないかという指摘も耳にしますが、出張などでは荷物を減らしたいので、タブレットを持ち歩かず、Galaxy Foldひとつで済ませることができます。Galaxy Foldはマルチメディアやゲーム、プロダクティビティ、ハイクオリティのサウンド、高いパフォーマンスを統合したセグメントの商品だと思います。

---- Galaxy Foldは非常にインパクトのある商品だと思いますが、ずばり、日本市場への投入はあるのでしょうか?

高氏:Galaxy Foldは2月20日に発表したばかりで、まだ各携帯電話会社と協議を進めているところです。Galaxy Foldはグローバル市場全体で供給できる数に限りがあるので、世界中のすべての携帯電話会社に供給できるわけではありません。できれば、日本市場についても年内に導入ができることを期待しています。

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