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重要文化財・門司港駅が7年の修復期間を終えて大正ロマンあふれる姿で復活!

2019.03.24

大正時代の食堂を現代に再興

つづいて2つ目は駅舎2階にオープンするレストラン「みかど食堂 by NARISAWA」だ。こちらのレストランの店名は大正時代の門司港駅の2階で営業していた「みかど食堂」を“現代に再興する”をコンセプトに命名された。出される料理の監修には、JR九州のスイーツ列車「或る列車」のメニュー監修を行う成澤由浩氏が担当している。

かつての「みかど食堂」は、高級な洋食のレストランだった。名物のカレーもソースポットと共に提供され、内装はシャンデリアがつるされた豪華で贅沢な空間だったそう。復原工事中には当時の伝票が旧厨房下から発見され、1日に200組の来店がある人気店だったようだ。その後、関門トンネルが開通すると連絡船の玄関口であった門司港駅の利用客も減少し、やがて「みかど食堂」も閉店となった。

クラシックモダンなレストラン店内

この度復活する「みかど食堂 by NARISAWA」は成澤シェフのスピリッツを元に、日本独特の食文化である洋食とNARISAWAの現代性をミックスさせた、時代にあった最高の洋食を目指した。食材も徹底して九州の食材にこだわっている。

使用される食器には当時使用されていたものと同様に食器メーカーである「ノリタケ」のものを使用。残された資料を最大限活用して極力当時の「みかど食堂」を復原しつつも、次世代の洋食の姿を追求するレストランになっている。

オリジナルロゴはSLの動輪と線路がモチーフ

レストランがある2階スペースにはほかにも次室と貴賓室があり、貴賓室はレストランの個室として利用することができる。貴賓室は当時身分の高い乗客が利用していた部屋で、実際に使われていた壁紙に張り替えられた。

この復原にはちょっとしたエピソードがある。当時の貴賓室を復原するにも室内にほんの少し残されていた壁紙しか資料がない中、なんと北九州市に住む住民から「貴賓室の壁紙を所有している」との一報が舞い込んだ。繊維解析を行った結果、実際に使用されていたものと確定し今回の工事に活用された。

かつての貴賓室は「みかど食堂 by NARISAWA」の個室スペースに

特別な意匠でいて、しっかりと日常感もあるコンコース

門司港駅は制服も特別製だ

こうして大正時代の姿に美しく復原された門司港駅は、次世代に向けてその歴史を伝えながら今日も多くの旅人を出迎えている。門司港駅周辺は「門司港レトロ」として街全体が整備され、また、九州の鉄道史をより深く学べる「九州鉄道記念館」も隣接している。グランドオープンを機にさらに盛り上がる門司港に出かけてみよう。

取材・文/村上悠太

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