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2019.03.19

5人に1人が経営者!?湘南にクリエイティブな人材が集まる理由

今、東京に勤めながら湘南に移住する人が増えているという。なぜ通勤にも生活にも便利な東京を離れ、湘南を選ぶのだろうか。逗子葉山ベンチャー協会発起人の一人、株式会社REBRANDINGの中西さんにその魅力について聞いた。

「インプット」と「ゼロになれる時間」がある街

私自身は奈良で生まれ、12歳で埼玉に移り住みました。大学の建築学科を卒業後は、東京の不動産会社に勤め、都市開発事業や経営企画、新規事業の立ち上げなどに携わりました。移住を考えるようになったのは、逗子海岸映画祭に遊びに来たのがきっかけです。こんなに創造的な時間と空間を創り出す人たちが逗子・葉山にはいるのかと衝撃を受けました。海や山など自然に囲まれ、面白い人ばかりで、とても興味を持ちました。20代中頃で移住を決め、鎌倉や大船も候補に土地を探しました。2年ほどいろんな場所を巡り、「これだ!」と思ったのは、やはり逗子でした。土地は丘の中腹にあり、窓から葉山の山を望めるよう設計しました。妻は東京出身で、結婚を機に逗子に住み始めたのですが、最初は「デパートがない!ショッピングモールがない!」と文句を言っていました。しかし、時間が経つにつれ、「東京は人が多くて疲れる」と、すっかり逗子の人間になりました。

逗子・葉山で出会う人はみんな心が軽やか。地球上の物は全て、自然のものと人工のものに分かれると思うんです。例えば、東京では、1日に接するのは人工のものばかり。言わばいびつな状態です。逗子・葉山は自然が多く、街自体が素直な状態。逗子に移住してから、仕事にも好影響がありました。何かを創り出す仕事は、アウトプットの日々です。だけど、インプットがないとアウトプットできません。逗子・葉山にはインプットしたり、頭の中をゼロにできる自然や人や時間がたくさんあります。おかげで、これまでよりもアイディアに多様性が出ました。ずっと止まっていた案件を動かせたり、突破力がつきました。会社に入ったとき、36歳で 起業しようと決めていたんですが、「固いこと言ってないで早くやろう」と思い始め、少し早く退職し、株式会社REBRANDINGを設立しました。逗子に来てからは積極的に色々なコミュニティに参加するようになりました。2018年には、逗子アートフェスティバルの実行委員も務めました。市の財政難で予算がなく、5歳〜70歳のメンバーが中心となり、クラウドファンディングで資金を集め、ゼロから作り上げました。

創造力豊かな子供が育つ仕組み

新たに出会った人と話をすると、「最近移住してきた」という人が多いんです。海や自然が好きな人はもちろん、子供の教育のためという人も多いです。学校での教育ではなく、自然と関わる教育です。逗子・葉山は、課外活動のスクールが多いんです。海遊びだったり、山遊びだったり、クリエイティブ教育だったり。先日、私も探求型スクールのワークショッ プで、講師として参加してきました。講師と言っても、わたしが伝えたのは1つの質問と3つのポイントだけです。 廃材を使って、椅子とテーブルを作るというテーマだったので、まず、「テーブルができたらみんなで何したい?」と、チームごとに話し合ってもらいました。形や機能ではなく、創る「目的」をゴールに据えて共有してもらうのが狙いです。その後、ポイントを伝えました。(1)机は平らな方が使いやすい。(2)四角形よりも三角形の方が強度がある。(3)板は横より縦にして使う方が強度がある。それ以外で大人が関わるのは安全管理だけです。いろんな学年の小学生がチームになり、デザインから釘打ちから全て自分たちで行います。何も教えていないのに、強度を出すために筋交いをつけたチームまでいました。

このワークショップの目的は、物を作ることではなく、チームで考え、解決することを学ぶことです。チームは小さな社会。これから外で問題が起こったとしても、周りと共創して解決できるようになって欲しい。使い方が決まっていない自然から、遊び方や友達との付き合い方を学ぶことができる探求型の教育です。逗子・葉山はクリエイティブな人が集まってくるのと同時に、このように創造力豊かな子供が育ちやすい環境でもあるんです。

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