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西小山のジャンバー酒場の奥に隠された秘密クラブ風バルの謎

2019.03.15

そして愛する者たちは騙された

 3杯ほど呑んでから、もう一度メニューを見てみる。せっかく『Gバル』側の領土で呑んでるんだから、ピザを食べてみようか? って話になったのだ

 イタリア系のメニュー……ようするに『G』のメニューじゃなくて、もともとは『Gバル』専用のものとして使われていただろうメニューは、A4大の一枚紙で、

『パスタ・窯焼ピッツァ&ワインの店』

 なんて書いてもある。そうかピザじゃなくてピッツァって表記するほどこだわった窯焼の“ピッツァ”なのか! まぁそこまでこだわったのに、なんでアイラブパリにしちゃったかな〜と再びパリ問題を思い出すが、まぁそんなことはよりもピッツァだ!

 シンプルに『マルゲリータ(700円)』を頼んでみると、いや、これたしかに旨いや! 高熱の窯で一気に焼いた感じのチーズの焦げ具合だしね。

 それにしてもホッピー呑みつつピッツァ(あえてこう書く)を喰うっていうのもオツなもんですね。

 呑み喰いに国境はない! そんなことを西小山でヒシヒシと感じる。

 すると『Gバル』側の入口のドアが開いて、カップルが入ってきた。間違ってもジャンバー酒場側からは入らないような30代のカップルである。

 ごく普通のオシャレなイタリアンバールだと思って入ってきたのだろう。そういう意味では、お店側の『2つの店を一緒くたにしたけど、入口はまだ別々に残しておこう作戦』が成功したワケである。

 客側にしてみれば、その作戦の犠牲者ではあるが…。

 なにしろ“バル”とかいってはいるが、対応している店員はジャンバー酒場常駐のハチマキが似合いそうなオヤジ店主だ。でもピッツァはうまいしね、さらにしつこいようだがアイラブパリスだ!

 そのカップル、最初はワインとか頼んでいたが、ふと気付いたら帰っていた。

 どうぞ、末永くお幸せに。

 でもこんな店、オレは好きだなァ〜。一言でいえば『アイ ラブ G(仮名)』だ。

文/カーツさとう

コラムニスト。グルメ、旅、エアライン、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。独特の文体でファンも多い。

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