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2019.03.17

狙い目の機種は?スマホの春商戦はキャリアのオンラインショップに注目すべき理由

■連載/法林岳之・石川 温・石野純也・房野麻子のスマホ会議

スマートフォン業界の最前線で取材する4人による、業界の裏側までわかる「スマホトーク」。今回は2019年スマホの春商戦について議論します。

ドコモの料金変更前にスマホは買うべきか? 

房野氏:春は1年で携帯電話がもっともたくさん売れる時期と言われていますが、今年の春商戦はどうなんでしょうか。

房野氏

石川氏:話を聞くと、やっぱり販売台数が落ちている。ドコモが料金を値下げするという情報が一般ユーザーにも伝わっているので、ドコモショップに来るお客さんが減っていて非常に厳しい状態だという話でした。ただ販売店の人によると、ドコモから「4月、5月は休みを多めに。その代わり6月は休めないから覚悟しておいてね」というような通達があるそうで、どうやら6月は“祭り”になるっぽいです。なので春商戦のスマホはスルーしてもいいのかなという結論(笑)

石川氏

石野氏:確かドコモの現行のプランも4月に発表して6月1日スタートという感じだったので、今回も同じパターンになりそうな気がする。あのときも、夏モデルが発表されて予約を受け付けて人が殺到した。そういうことになるだろうと思いつつも、そこから分離プランが導入されてくると端末が高くなるので、むしろモノが欲しいなら今がチャンスな気がする。ドコモオンラインショップを見ると、この端末が648円?というような、かなりお買い得な感じになっているので、むしろ買うなら今じゃないかと。

石野氏

石川氏:完全分離になっても、しばらくは併売になるよね。

石野氏:しばらくはそうでしょうけど、読めない。そうするとあの値段だったら今のうちに買っておいてもいいかなと。

房野氏:完全分離プランになると、結局どうなるんでしょうか。

石野氏:ドコモだったら月々サポートが全部なくなるってことなので、実質価格というものがなくなって、iPhoneだったら2倍くらいの値段になる。

iPhone XS

法林氏:今はだいたい、2000円×24か月くらいの割引がされている。ハイスペックな端末を特別に安くするときはもう少し盛っていますけど、多くて1か月2500円くらいの月々サポートがある。それが24回引かれるので、今はトータルで5、6万円くらい引かれている。その割引を止めて月々の料金から割賦代金を引くことになる。

 どういう料金構成にするかは分からないけど、仮に現プランをベースにして考えるなら、シンプルプランを200円から300円下げて、データの段階制はみんな一律1000円くらいずつ下げるという格好で折り合いを付けるのは1つの方法。だけどそれだけだとたぶん納得しないので、他に何かやる可能性がある。

法林氏

石野氏:ドコモの場合はシンプル、シンプルと言っているので、どんぶり返しするような感じもする。今は正直、シェアパックとか複雑じゃないですか。あれがなくなっちゃうんじゃないかという気がちょっとする。

法林氏:いやー……シェアパックがなくなるのは痛いね、俺は。

石川氏:シェアが諸悪の根源だと思うので。

房野氏:えー……。

石野氏:イッキューパッ(1980円)とか……

石川氏:あれはあり得ない。よく見たら5GBのシェアパック容量を3人でシェアすることになる。どんだけ通信しないんだよ。

石野氏:しかもみんなdocomo withで、おいおいって感じ。あれは有識者会議で怒られるのも分かるかなと。

石川氏:そうでしょ。

房野氏:シェアパックがなくなるのは嫌だなぁ。

石川氏:シェアパックは脱却の方向で、シンプルな料金プランがメインになる。

石野氏:新しい料金プランからはなくなるとか。場合によってはオプションでシェアにするとか、そういう考えになってくるんじゃないかなぁと。オプションが増えちゃうと、それはそれで分かりにくいんですけど。

法林氏:UQ mobileとWiMAX 2+のセット割「ギガMAX月割(つきわり)」は、わずか毎月300円の割引だけど、販売店にものすごく要望されたんだってね。UQコミュニケーションズはもともとWi-Fiルーターでそこそこシェアを持っている。UQ mobileを売り始めたけれど、ルーターはルーターで個別にやっていて、家電量販店の店頭に行くとコーナーが隣だったりするわけですよ。両方契約すると、それぞれ個別にUQ IDを作ってくださいみたいになっているので、それをセットにして安くする仕組みを入れてくださいという要望があったらしく、今回、3月1日からこのギガMAX月割をやるそうです。回線をセットにしてまとめて売るという手法は、僕はやり方として正しいと思うんです。ただ、シェアパックにした場合には、どうやって分けるかがなかなか難しい。

石野氏:特にドコモの場合なんですけど、ドコモ光の割引額がパケットパックによって細かく違うので超分かりにくい。

石川氏:そうそう。

石野氏:ドコモ光が分かりにくいって記事に書いたことがあって、セット割を始めたときに直々に説明を受けたんですけど、やっぱり分かりにくい(笑)

石川氏:ドコモの料金シミュレーションって超分かりにくいじゃん。ケータイを1台、スマホ1台、iPhoneを1台というようにセットして、データ容量をセットして、これにドコモ光を付けてテレビオプションを付けていくらとか。これで計算が合っているかどうかも判断できない。

石野氏:その道のプロじゃないと計算できないですよね。

法林氏:回線単位の管理のしやすさは他の2社の方が上だけど、トータルコストはシェアパックの方が安い。

石野氏:安くなるにしろ、いくらになるのかが分かりにくいんですよね。

石川氏:ソフトバンクみたいに、料金プランをほぼ1本化したことの分かりやすさもあるし、でもあれはユーザーにとって自分に合ってないプランということもありえる。段階制を選べば自分に合った料金プランになるけれど、料金が毎月変動するから分かりにくいとなる。料金プランを誰でも分かりやすくて、その人に合ったものにすることは、ほぼ不可能だと思う。どうしようもないんじゃないのかな。自分で考えなきゃいけないと思う。

法林氏:モバイル研究会の有識者の方々には、モデルプランとして優れていると思うプランが諸外国にあるんだったら、それを示してほしい。

石野氏:びっくりしたのが、安部総理大臣がスマホを使っていないと堂々と宣言したことですね。そんな状態で官房長官が4割値下げとか言っていたというのが。

石川氏:政治家が庶民を代表してこうしなさいというのは分かるけれど、スマホを使っていないと、この値段が妥当なのかという話ができない。

石野氏:よくそれで言えたなって感じ。

石川氏:そうでしょ。業界は納得しないよね。

法林氏:同じことは対有識者にしても言えるよね。自分たちがどれだけ使っているんですかという話。

石野氏:有識者はまぁまぁ、ダメなんですけど、今回、鶴の一声を出した人がスマホを使っていなかったというのが、結構ひどい話だなと思って。PayPayを使って喜んでいる場合じゃないですよ(笑) というかPayPayをiPadで使う人がどれだけいるんだよって。国を挙げてポイント還元をするときに、スマホを使っていないお年寄りにはどうやって還元するんだというような質問が出て、私は使っていないという、そういう流れでスマホを使っていないという話が切り取られて記事になったと思うんですけど、それがおかしい。じゃあスマホを使うように仕向けろよと思うので。

石川氏:その不公平感はなんなのよってことでしょ。スマホを使っている人と使っていない人との不公平感があるじゃんと。

石野氏:勉強して使えばいいじゃんと思う。使わなかったら還元なし、それでいいいじゃんって思うんですけど、使わない人に配慮する必要ってあるのかな。

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