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2019.03.14

弦楽四重奏がBGM!17世紀の科学者が主人公のゲーム「プリンキピア」のリアルコンサートに行ってみた

ゲームは今や、文化的な創作活動の一環と見なしてもいいだろう。

かつて、ノーラン・ブッシュネルという人物が創業したアタリ社は、それまで存在しないに等しかったコンピューターゲーム市場を一気に開拓した。このアタリが製作したゲーム『ポン』は、今ではプログラミング学習の教材としても導入されている。

そこから徐々にプログラミングを習得し、なおかつやる気があれば自宅にいながらゲームを開発することができる。そしてそのゲームが、やがてジャンルの枠を越えて文化的な貢献を果たすとしたら、これほど素晴らしいこともないだろう。

17世紀の科学者が主人公

「今から19年前、私はアスキー・エンターテインメントソフトウェアコンテスト(以下Aコン)に出場しました。その際に準グランプリを受賞した作品が『プリンキピア』です」

そう語るのは、ゲーム『プリンキピア』の制作者廣田紳氏である。

プリンキピアと聞いて、17世紀の科学者アイザック・ニュートンの著書を連想する人はなかなか知識に溢れている。まさにその通りで、このゲームはニュートンを中心とした当時の科学者が活躍する内容だ。それぞれの科学者が持てる能力と見識で研究を重ね、最終的に万有引力論をまとめた学術書を出版するというのが目標である。

プリンキピアは大企業が開発したゲームではなく、廣田氏個人によるものだ。Aコン受賞後はとあるゲーム制作メーカーのホームページでダウンロード配布されていたり、雑誌の付録にもなっていたが、2016年に廣田氏が一念発起してリメイク版の販売を始めた。

「参考書の略歴」がヒントに

それにしても、プリンキピアのゲーム内容はマニアックというかコアというか、余程科学に精通していなければ思いつかないようなコンセプトだ。

このようなゲームを廣田氏が思いついたきっかけは何だろうか? 話はAコン出展前に遡る。

「私は学生時代に物理学を専攻していたのですが、参考書に出てくる科学者の略歴を見てふと思い立ちました。これはコーエーの『信長の野望』の武将プロフィールみたいだな、と」

そこで廣田氏は、信長の野望にインスパイアされつつも今までにない角度から切り込む歴史シミュレーションゲームの制作に取りかかる。ニュートンと同時代、即ち17世紀から18世紀にかけての科学者を主人公にした内容である。もちろん、ニュートンをプレイヤーキャラに選ぶこともできる。

光学、天文学、生物学、数学、力学、熱力学の各分野で研究を重ね、他の誰よりも先に論文を書いてそれを学会に提出する。ニュートンと微積分法発見の優先権を巡って対立したゴットフリート・ライプニッツ、「ボイルの法則」を発見した熱力学の権威ロバート・ボイル、様々な微生物を発見したアントニ・ファン・レーウェンフックなど、まるで理科の教科書からそのまま飛び出したかのような人々がゲームを彩る。

「これらの人物の業績や生涯を細かく調べるのに、19年前は国会図書館に通ったりもしました。あの当時は今ほどネットが発達していませんでしたから」

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