ずーっと明るいLUMENAプラス、持ち歩きやすいLUMENA
一方、新しく登場するLUMENAプラスは防水・耐衝撃性能を持たせておらず、日本に最初に上陸したLUMENAの大型モデルの位置づけだ。
ハンガー形状はLUMENA(写真下)によく似ており、無段階で角度を固定できるスタンド兼用。内蔵バッテリーが強化されており、厚みはLUMENAと同じで長さは約1.5倍、重量は2倍。LUMENA2よりもやや大きくなっている。
LUMENAプラスとLUMENAは防水仕様ではないが、USBポートに防滴キャップを装備することで不安を和らげている。キャンプではタープの下やクルマ、テントの中での使用が圧倒的なので、これもアリ。
LUMENAプラスはQC2.0搭載で9V-1.7Aの高速充電が可能で、LUMENAの倍の容量のバッテリーでも充電時間は8時間に抑えられている。ほかのモデル同様、充電しながらランタンとして使える仕様なのもありがたい。
また、スマートコンバータICチップが内蔵されたコントローラボードを搭載している。バッテリー式ランタンも、ガスやガソリンタイプ同様、長時間連続して使っているとどうしても明るさが落ちてしまう。LUMENAプラスではスマートコンバータICチップの働きで、従来モデルよりも明るさを維持できるとのこと。
バッテリー容量5,000mAhでスマホを1回、容量10,000mAhなら約2回充電できると言われている。ランタンとしても使うので、1泊ならLUMENAとLUMENA2で事足りるが、LUMENAプラスなら2〜 3泊でも頼りになりそうだ(写真はLUMENA2)。ちなみにLUMENAシリーズの出力は2.1Aと2.4A(LUMENA2)でスピーディーにスマホに充電できる。
LUMENAシリーズは、いずれも吊り下げておけば1〜3人向きの小さなタープであればカバーする光量を持っている。床に置いて天井を照らすとまぶしすぎるが、半透明の袋を被せれば低い場所に置いても光がやわらかく拡散。
バッテリー容量のみで考えるとLUMENAプラスの圧勝だが、問題は気になるのはその重量だ。キャンプだけでなくモバイルバッテリーがわりに日常的に持ち歩きたい人はLUMENAのほうが小さめのバッグにもいれやすい。
気軽に持ち歩きたいならLUMENA、ファミリーでのキャンプなど広範囲に照らしたいならLUMENAを複数使い。タフな場所で使うならLUMENA2。タブレットユーザーやアクションカメラのヘビーユーザーならお守りがわりにLUMENAプラスといったところか。
取材・文/大森弘恵
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