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音楽は期待を裏切られたほうが楽しめる?

2019.03.18

 何度も聴いた“ノリがよい”曲でみんなで盛り上がれれば楽しさもひとしおだが、その一方、良い意味で“期待を裏切られる”音楽体験が音楽への尽きない興味を続けさせることが最新の研究で報告されている。

音楽は期待を裏切られたほうが楽しめる?

 音楽の好みは人それぞれだと言ってしまえばそれまでなのだが、鑑賞が“クセになる”楽曲にはそれなりの理由があるようだ。

 米・ニューヨーク市立大学シティカレッジとアーカンソー大学の合同研究チームが2019年3月に「Scientific Reports」で発表した研究では、人々がどれくらいその音楽に魅了されているのかを神経科学的に探っている。

 一般的に言って楽曲の多くは、その曲の中で一定のリズムが繰り返されるものだが、こうした曲は聴いているうちに最初の感動も薄れてきそうだ。いわゆる“打ち込み系”の曲は“ノリがよい”が、何度も聴いているうちに新鮮さが失われていくだろう。実際に音楽鑑賞中の脳波を測定すると、繰り返しのリズムが多い曲を聴いていると、楽曲への没入度を示す脳波の値が低下していくということだ。

 しかし楽曲の中には一般的なビートやテンポから外れたまさに独創的な曲もある。こうした奇抜で斬新なスタイルの楽曲は、聴衆の興味関心を長く繋ぎとめるということだ。これは特に何らかの音楽の訓練を受けた個人にとって顕著であるという。

Medical Xpress」より

 リズムが予想できない独創的な曲とは例えばフィリップ・グラス(Philip Glass)の「弦楽四重奏第五番(String Quartet No.5)」などであるという。意外性のあるリズムが奏でられるクラシックやジャズの人気が一部で根強い背景にはこうしたこともありそうだ。

「今回の研究がとてもクールなのは、人々の脳波を測定することによって、人々が音楽についてどのように感じるか、何がその曲を特別なものにしているのかを研究できることです」と研究チームのイェンス・マドセン氏は語る。

 いわゆる“縦ノリ”の曲はみんなで盛り上がるにはいいのだが、その一方で展開が読めないフリージャズなどの楽曲に酔い痴れてみれば音楽の楽しみ方が深まりそうだ。

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