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2019.03.13

専門家に聞く企業が在宅ワークを導入する際のメリットとデメリット

ライフスタイル&働き方に多様性が求められる今の時代、「在宅ワーク」は一つの重要なキーワードとなっている。

今回、在宅ワークに特化した日本最大級の求人サイト『ママワークス(https://mamaworks.jp/)』を運営する会社・アイドマ・ホールディングスが、在宅ワーカーを対象にしたWEBアンケート・グループインタビューを実施。

その結果を受けて、総務省テレワークマネージャー家田佳代子氏による、見解と在宅ワークの今後の展望が発表された。

在宅ワークのメリットは「時間の有効活用」、デメリットは「オンオフが切り替えにくい」

「あなたが思う、在宅ワークの“メリット”と“デメリット”は何か?【自由回答(任意)】」という質問が行われたところ、以下のような“メリット”と“デメリット”が主に寄せられた。

メリット:「時間を有効に使える」「上司や同僚との人間関係に悩まなくて済む」「多数の仕事を選べる」

デメリット:「オンオフが切り替えにくい」「収入が固定されず不安定」「コミュニケーションが減る」

在宅ワークの主な業務内容は「データ入力・情報収集」「ライター」がトップ2

続いて、「あなたが行う在宅ワークの主な業務内容は?」という質問が行われたところ、もっとも回答数が多かったのは「データ入力・情報収集」(29.3%)。以降、「ライター」(13.7%)、「モニター」(7.0%)、「グラフィックデザイナー」(7.0%)、「コールスタッフ」(5.7%)と続く。

在宅ワークをしていて大変だったこととは?

「在宅ワークをしていて大変なこと」というテーマでグループインタビューが行われると、以下のような意見が得られた。

<ベテラン(経歴3年以上)>

■在宅ワーカーの業務をサポートする中で業務ルールが不明確な場合もあり、そのときは、在宅ワーカーからの相談に対してどのようにしたら良いのか判断しにくいことです。
■イレギュラーなことが起こったとき、すぐに聞きたいけど聞くための作業(チャットやオンラインにつなぐなど)が必要だったりするところです。

<若手(経歴3年未満)>

■業務ルールが効率的ではないと認識しながらも、指示された業務ルールにのっとって仕事をしなければいけないことです。
■困ったときにすぐに対応できないことです。先輩が不在で誰に聞いて良いかわからない状況になることがあります。

専門家が考える調査の見解と、在宅ワークの今後

今回の調査結果を受けて、総務省テレワークマネージャーの家田佳代子氏は次のようにコメントした。

「非正規雇用という事もあり、経験者のサポートと育成が急務であるように感じました。あまり手厚くしすぎると人件費がかさみますので、費用対効果のバランスを考えるのが難しいのではないでしょうか。

また、CADなどの専門職を在宅ワーカーに任せたいと言う中小企業はとても増えています。企業が在宅ワーカーに頼みたい仕事はもう少し専門的な内容が多いです。在宅ワークは子供や家族をそばにおきながらも仕事ができ、プロセス評価のある企業と違い、成果物で評価されることから企業が課題としている労務管理や人事評価の問題に対する課題感は少ないと思います。

ただし、企業が入社3年目以上のレベルの業務ができる人を在宅勤務の対象としているように、初心者に対するケアはかなり必要なのではないでしょうか。」

さらに、いくつかの質問を受けて、在宅ワークの利点やこれからの展望が語られた。

Q. 企業が在宅ワークを導入する際のメリットとデメリットを教えてください。

「業務の棚卸をして在宅ワーカーに任せる仕事をあらいだすことができれば、生産性の向上につながり、社員が重要な業務に専念することができると思います。

また、家庭の事情でやむを得ず在宅ワークをしている優秀な人材を確保できることもメリットの一つだと思います。一方デメリットは、企業側が在宅ワークを管理する方法について不明確になりやすいことだと思います。

在宅ワーカー側としてもどこまでやったらよいのかわからない場合もあるので、コミュニケーションの方法について事例などを見せる必要があるのではないかと思います。」

Q. 企業が在宅ワークを導入する上でどのような障壁があるか教えてください。

「企業のセキュリティポリシーや個人情報保護方針などがありますので、やはり情報セキュリティの担保が一番気になるのではないでしょうか。ここが壁でデータ入力や情報収集くらいの仕事しか出せないという可能性もあります。プログラマーの場合は個人事業主に対して監視カメラをつけることを要求する企業もございます。」

Q. 在宅ワークをする上で、より働きやすくするために必要だと思うことを教えてください。

「在宅ワーカーのネットワークができてくると、ロールモデルも出てきて在宅ワーカーたちのモチベーションも上がると思います。企業理念のような、迷ったらこの理念に従って自分で考えて判断できるようなものがあるとサポートの方の負荷が減ると思います。」

Q. 在宅ワークの今後の展開予想を教えてください。

「副業が解禁になる企業が増え、今後も在宅ワークは増えることが予想されますが、RPAの登場でデータ入力や情報収集は自動化される傾向にあります。着席でできる仕事はほとんどが在宅勤務可能になっています。情報セキュリティ対策が確立されればさらに範囲は広がるでしょう。」

専門家(家田 佳代子氏)プロフィール

●自身が母親の介護、育児のWケアのため介護離職を経験
●半導体メーカーにてテレワークシステムを導入、介護をしながらの業務を可能に
●鉄道系ICカード会社にて情報セキュリティ責任者に就任
●各業界で活躍しているスタッフが集結し、
女性支援会社を設立、 代表取締役社長兼CEOに就任
●大手人材系SIerにてディレクターに着任、ワークスタイル変革事業立上げ事業責任者、
総務省テレワーク実証事業の事業責任者を歴任する他、
企業へのテレワーク導入を支援
●よりテレワーク・働き方改革に特化したコンサルを行うべく
合同会社ジョイン設立 代表兼CEOを務める。
今後のテレワーク導入の動きについて積極的に発信している。

■「在宅ワークに関する実態調査」の調査概要
【WEBアンケート】(※リリース内容は以下URLにて)
1. 情報公開日 :2019年2月14日(木)
2. 調査の方法 :WEBアンケートで実施
3. 調査の対象 :『ママワークス』の会員
4. 有効回答数 :300名
5. 調査実施日 :2019年1月28日(月)~2月1日(金)

【グループインタビュー】(※リリース内容は以下URLにて)
1. 情報公開日 :2019年2月26日(火)
2. 調査の方法 :グループインタビュー(オンラインコミュニケーションツールの使用も含む)で実施
3. 調査の対象 :『ママワークス』の会員
4. 実施人数 :4名(経歴3年以上:2名、経歴3年未満:2名)
5. 調査実施日 :2019年2月6日(水)、2月8日(金)

▼在宅ワークに関する実態調査(WEBアンケート)リリース
https://www.aidma-hd.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/news20190213.pdf

▼在宅ワークに関する実態調査(グループインタビュー)リリース
https://www.aidma-hd.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/news0007.pdf

出典元:株式会社アイドマ・ホールディングス

構成/こじへい

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