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2019.03.16

太陽光発電と風力発電の再生可能エネルギーだけで日本は本当に回るのか?

普段何気なく使っている電気。しかし、2011年の東日本大震災、北海道でのブラックアウトなど、突然電気が使えなくなり、不便な生活を送らなければならないこともある。だからといって、今すぐ太陽光・風力・地熱・水力・バイオマスといった再生可能エネルギーに、全てを託せるかというと、これがなかなか難しい。

そこで今回、主に太陽光発電を活用し、エネルギーの自給率をあげる取り組みをしている宮古島市を例に、理系でなくてもわかる再生可能エネルギーの仕組みについて考えてみたい。

水問題で人口が増減した歴史をもつ宮古島

太陽光発電を取り上げる前に、宮古島について簡単にご説明したい。

宮古島は東京から約2000km、沖縄本島からも約300km離れた離島だ。

宮古島市は宮古島を中心に伊良部島、下地島、来間島、池間島、池間島の6島から成り立ち、総面積は約205㎢。人口は約5万5000人。年平均気温が23.3℃の亜熱帯性気候の島である。

島の地質は珊瑚礁に由来する。粘土層の上に、琉球石灰岩と呼ばれる珊瑚礁の地層があり、その上に60cmから1m程度の赤土層が重なる3層構造になっていて、そのため雨が地面にしみこみやすく、なんと島を流れる河川はないという。

宮古島市について説明する、宮古島市 企画制作部エコアイランド推進課 エコアイランド推進係 係長 三上暁氏

宮古島の主な産業は農業と観光業で、基幹作物のサトウキビのほか、葉たばこ、マンゴー、ゴーヤーなどを栽培する。

前述したように、宮古島は3層構造の地質のため、雨水が地面に吸い込まれやすく河川にならない。そのため用水は地下水をくみ出すのが原則だ。

旧平良市(現宮古島市。2005年1月の市町村合併で消滅)の人口増減はドラスチックで、1961年以降、大干ばつや大型台風の影響を受けてきた。多くが水に関わる負の歴史であり、そのため飲料・農業・産業用水の確保が島の存続にかかわる問題になっていた。

そんな中、1977年から「地下ダム」の開発が始まった。また病院や水道、漁港などのインフラ整備が進んだおかげで、1980年代までに人口が一気に増えた。

しかし、産業が栄えると同時に、地下水の水質悪化というやっかいな問題が発生。またしても宮古島は人口減に見舞われた。

水資源に関わる辛い歴史を重ねた結果、宮古島は自然資源への意識が高まったのだ。

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