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初の書き下ろし長編小説発売!内村光良インタビュー「アイデアは努力を続けるとポーンと出てくるもの」

2019.03.14

お笑い芸人、役者、司会者、映画監督、脚本家など、各方面で才能を発揮する内村光良さんが、小説『ふたたび蝉の声』を上梓した。小説を書くこと、仕事への取り組み方、そして出演する番組が人気になるコミュニケーションの秘密までたっぷりと語った。

先を考えずに書き出した人生で一番真面目な作品

『ふたたび蝉の声』は、内村さんの自伝的小説『アキオが走る』、自身の監督・脚本・主演で映画化もされたコメディー小説『金メダル男』に続く3作目の小説だ。
「『金メダル男』はラストが決まっていて、書く前から内容も固まっていたんです。でも今回は全く先を考えずに書き始めました」

 本作は、42歳で朝ドラのヒロインの恩師役でブレーク、以後コンスタントに仕事をこなす俳優・会沢進の話から始まる、ある家族の群像劇だ。内村さんは2017年に作・出演をした舞台『東京2/3』を経験したことで、「群像劇っておもしろい」と思い、小説を書き始めたという。

「今回群像劇になったのは、前作の『金メダル男』がハチャメチャな主人公だったので、もう少し物静かな設定にしようと思って。でも、ホントにポツリポツリ書き進めていって。最初はコメディー要素を入れた、いまひとつパッとしない役者の物語を書こうと思っていたんですけど、第2章で家族の話になってだんだん……真面目な話になっていっちゃいました」

 第2章では進の両親で九州に住む正信と浅江、そして進の姉であるゆりの物語が描かれる。

「姉ちゃんがいる設定にしたら、コメディーから外れていって……俺の1コ上の、いとこの姉ちゃんが若くして、がんで亡くなったんです。そんな体験もベースになって物語を書き進めていきました。だから、ゆりの存在がすごく大きく膨らんでいきましたね。もちろん、ゆりの職業とか年齢とかは全く、いとこの姉ちゃんとは違うんですけど、想像して足して作りました。都会や田舎のいろんな場所で生活していてそれぞれに背負っているものがあるけど、この本の登場人物はみんな前向きなんです。嫌なことや辛いことがあっても、前を向いて生きてる。そういうところに共感してもらえたらなと思っています」

背負っているものがある人たちが前向きに生きている物語です

PROFILE
うちむら・てるよし 1964年生まれ。お笑いタレントとして活躍。『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)、『LIFE!~人生に捧げるコント〜』(NHK)などにレギュラー出演。また、2年連続で『NHK紅白歌合戦』の総合司会を務めた。


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