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「クルマのことならオートバックス」が見守りサービスを始めた理由

2019.03.12

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

オートバックスの新事業「WEAR+i(ウェア アイ)」

 カー用品販売の「オートバックス」を展開する(株)オートバックスセブンが、独自のIoTプラットフォームを活用した新事業を今年からスタートさせる。IoT、AIなどのデジタル技術を活用し、一般消費者や企業、団体、自治体から情報を得て、地場の企業や自治体とサービスを連携、共通のプラットフォーム上で、ニーズに応じた柔軟なサービス展開を可能にする。

 新事業のブランドとなる「WEAR+i(ウェア アイ)」は、同社がお客様に提供する価値のひとつとして掲げる“安心・安全”を軸として、各種センサーから集めたデータを基に、さまざまな課題やニーズに応えられるサービスを提供する。同社が得意とするクルマだけでなく、介護、福祉、観光、農業、防災、防犯、女性活躍の推進、青少年育成、環境保全、スポーツ振興といった、さまざまな生活シーンに対応したスマートシティとしてのサービスを展開する予定だ。

クルマ×IoTによる運転見守りサービス

 2019年4月に発売予定の「運転見守りサービス」。交通事故の件数は10年前のほぼ半数に減っているものの、高齢者の事故の割合が10年前の倍になっている。大きな理由のひとつは運転免許保持者の高齢化が進んでいること。年を重ねると身体能力が減退し、さまざまな事故のリスクが高まる。機械やサービスを活用してできるだけリスクを減らし、免許返納に繋がるところまで視野に入れているのが「クルマ×IoTによる運転見守りサービス」だ。

 幅60mm×奥行100mm×高さ15mmの小型デバイスを車のシートの下、もしくはグローブボックスに取り付けるだけ。小さなイサイズで目立たないところに設置できるので、運転者はあまり意識をしないで運転できる。デバイスはGPS受信機とジャイロセンサー、通信モジュール(3G)が入っている。GPSで位置情報、移動履歴の確認を、加速度センサー、ジャイロセンサーで急ブレーキ、急加速、急ハンドルといった危険運転情報の確認、事故発生時の緊急通知といった情報を、プラットフォームを通じて運転見守りサービスとして提供する。

 個人によって運転は異なるため、通常時の運転のデータを蓄積していき、急ブレーキの回数がある時から急に増えたなど傾向値が変わった時に、体調の変化など異変があったのではないかと状況を確認するツールとして用いる。高齢者で長年運転の経験がある人は「自分は大丈夫」と思ってしまいがちだが、加齢による衰えは誰にでも起こるので、実際のデータをある程度の目安にすることで客観的な判断ができ、自主的な免許返納へつながる。

 オプショナルで、事故を検知した場合、専用のコールセンターに繋がる仕組みを作っている。事故検知の際は登録している電話に連絡をして、電話に出た場合は状況を確認、反応がない場合は事故と判断して救急車の手配や警察に連絡をする。山間部、地方など周りに誰もいない場合も素早く対応できるのがメリットだ。

 価格はいずれも予定で、デバイスは本体が2万円以下(税抜以下同)、月の利用料は通信料込みで1000円以下。レンタルパックも検討中とのこと。

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