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スマホ決済サービス大乱立時代に突入!日本のキャッシュレス化はどこまで進むのか?

2019.03.26

銀行やカード会社はスマホ決済に消極的?

松岡 クレジットカード会社は、本当はスマホ決済をやりたくないのだと思う。自分たちのインフラがあるのに、安いシステムが入ってきて、しかも不便。銀行も嫌々やっているように見える。『Bank Pay』でプラットフォームの共有が進んで便利にはなるのでしょうが、銀行の収益は送金手数料が重要。決済手数料だけでは黒字になりにくい。

綿谷 でも、やらないと乗り遅れて収益モデルがなくなります。

鈴木 インバウンドが狙える地方の銀行は、自分で加盟店開発をやって収益源にしようとしているけれど、大手銀行はお金を貸し付けて稼ぐビジネスモデル。

松岡 メガバンクはスマホ決済より「デジタル通貨」でうまく立ち回るつもりだと思う。スマホ決済はここ2、3年で終息する気がする。メガバンクが仕様を共通化しても、それを使う有力なプレーヤーがどれだけいるのか。そのうちデジタル通貨みたいなものが出て、そちらが優勢になるのでは。少なくとも銀行はそれを望んでいると思う。

鈴木 スマホ決済が残るなら地域通貨的なものと流通系、大々的にやっている『LINE Pay』や『PayPay』。これで枠はほぼ埋まる。

松岡 5社も6社も生き残れない。たくさん参入しすぎて、今年、来年くらいがピークでは。

決済サービスは〝制空権争い〟のようなもの

――儲かりにくいスマホ決済で各社何を狙っているのか?

松岡 メルカリは信用スコアをやると宣言していて、実はLINEもやっていると言っています。

綿谷 結局、信用スコアをやりたいんですよね。

松岡 それで儲けようと思っているからスマホ決済をやっている。でも銀行は信用スコアがあったところでお金を貸すくらいしかできない。既存の業務と同じで新たな収益源にはならない。

綿谷 銀行はQR決済においては収益化が難しいですね。

松岡 決済は制空権争いみたいなもの。スマホ決済で争い、デジタル通貨の決済で争い、そこで勝った者が地上戦で優位に立つ。

鈴木 ポイントになるのは送金ビジネス。アメリカでは『Apple Pay』にクレカを登録すると、それで送金できますが、日本のQR決済は銀行口座の登録が必要。そこが、最後の砦になっている。

松岡 LINEは自分たちで銀行を作って乗り越えようとしている。せめぎ合いはまだ続くと思う。

「各社が参入するのは信用スコアのため」

綿谷禎子さん【ポイントの達人】
クレカ・ポイント・マネーライター 綿谷禎子さん

自称・キャッシュレスクイーン。クレジットカードやポイント、電子マネーに詳しく携帯電話の通信費節約術もカバー。

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