小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

「使えない上司」と「使えない部下」の違い

2019.03.12

必要以上に上司の評価を気にする必要はない

 ここであらためて考えたいのは、会社という組織である。特に社員数500~600人規模以上の場合、つまり、中堅企業や大企業では同世代の社員間の仕事の実績や成果は大きな差がつかないように、通常はプログラムされている。だからこそ、新卒、中途問わず、採用試験では学歴や職歴などである特定の層を集中的に狙う。そして、入社後は一律の社員教育を繰り返し行う。組織の価値観や理念などの共有を図る。

 仮にたとえば、営業部で30代の社員の差が年間で数億円以上もつくことが毎期続くならば、大きな組織として動くことはまずできない。この場合は、部員の教育や上司の育成力、教育研修制度や態勢に大きな問題があるはずだ。それほどに差があるならば、配置換えや正確な人事評価はできないだろう。このあたりの仕組みは、つい見落とされがちなことだと私は思う。

 中小企業やベンチャーではそのような人事の仕組みが十分にはできていないがゆえに、一部の優秀な社員に頼らざるを得ない。特に売り上げが10億円以下の会社に目立つ。おそらく、採用力や定着率が低いため、チームで稼ぐ態勢には、なっていないのだろう。これは、実際に多くの中小企業やベンチャー企業の人事担当者が取材時に語ることでもある。

 中堅企業や大企業では、社員間の仕事においての優劣をつけるのが難しい以上、おのずと「使える、使えない」の判断も曖昧になる。この基準が明確でないにも関わらず、「成果主義」や「実力主義」といった言葉が社内で吟味されることなく浸透する。ここで、社員間において混乱が生じる。しかし、もともとが中堅企業や大企業では力の差がなかなかつかないのだから、必要以上に上司の「使える、使えない」といった評価などを気にするべきではないのだ。

 たとえ、今、あなたが「使えない」と軽く扱われていたとしても、うろたえるべきではない。ひそかに「使えないのはお前だ」とでも思っていればいいのだ。人が人を評価するのは、しょせん、そのレベルのものでしかないのだから。私は、このことを伝えたくて、「使えない上司・使えない部下」の取材を続けている。

文/吉田典史

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年10月14日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「4WAYポータブルランタン」! 特集は「行列店に学ぶヒットの法則」、「iPhone 13」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。