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「腕立て40回以上で中年男性の心疾患のリスクが減少」ハーバード大学研究

2019.03.03

「腕立て40回以上」で中年男性の心疾患リスク減

腕立て伏せを40回以上続けてできない40歳代の男性は、これからトレーニングを始めた方が良いかもしれない。

米ハーバード大学T.H.チャン公衆衛生大学院環境衛生学教授のStefanos Kales氏らによる研究で、健康な中年男性では、腕立て伏せをできる回数が心臓の健康状態の指標となり得ることが分かった。

研究の詳細は「JAMA Network Open」2月15日オンライン版に発表された。

Kales氏らは今回、身体活動レベルの高い18歳以上の男性消防士1,104人を対象に、心臓の健康状態を2000年から10年間にわたって後ろ向きに追跡した。

対象者の研究開始時における平均年齢は39.6歳で、平均BMIは28.7と過体重レベルだった。

研究開始時には、腕立て伏せ運動の能力(一度に可能な回数)を測定し、トレッドミル負荷試験により有酸素運動能力を評価。さらに、健康診断を毎年実施した。

10年間の追跡期間中に、37人が心筋梗塞や脳卒中、心疾患を発症した。

対象者を腕立て伏せができた回数に基づいて5つの群に分けて分析した結果、年齢とBMIで調整した後でも、腕立て伏せを一度に40回以上できた男性では、10回以下しかできなかった男性と比べて心血管疾患リスクが96%低いことが分かった。

腕立て伏せをこなせる回数が増えるほど、心血管イベントリスクは低下するという、用量依存性の関連が認められたという。

また、腕立て伏せの回数は、トレッドミル負荷試験で評価した有酸素運動能力よりも、心血管疾患リスクと強く関連することも明らかになった。

Kales氏は「腕立て伏せをこなせる回数は、全般的な体力の指標となる可能性がある」と話す。

また、「世界レベルのマラソンランナーでも腕立て伏せはそう多くはできないという人がいる一方で、腕立て伏せは何十回もできるが走るのは苦手だというボディビルダーもいる。

しかし、今回の研究や、これまでにわれわれが実施した研究では、全般的に腕立て伏せをできる回数と有酸素運動の能力には相関関係が認められた」と説明している。

ただし、専門家の一人で、米レノックス・ヒル病院の循環器医であるSatjit Bhusri氏は、腕立て伏せの回数とトレッドミル負荷試験の結果が関連するというKales氏らの研究結果を認めながらも、「豊富なデータと蓄積された情報量を考慮すると、今後も心血管の健康状態の評価には、トレッドミル負荷試験は引き続きゴールドスタンダードに位置付けられるだろう」と述べている。

また、今回の研究対象は男性に限定されていたため、この結果が女性にも当てはまるかどうかは不明だ。

同じく専門家の米メイヨー・クリニック循環器学教授のGerald Fletcher氏は、筋骨格系の障害や上腕に問題があるために腕立て伏せがうまくできない人もいると指摘。

「腕立て伏せの回数を測定するだけでは、全ての人で心臓の健康状態を正確に予測できない可能性がある」と指摘している。

なお、同氏は、心臓の健康を維持するためには、ウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動を25~30分、ほぼ毎日行うことを勧めている。

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2724778

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