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「出産後のセックス再開は6週間後から」に根拠はあるのか?

2019.03.02

出産後のセックス再開は「6週間後から」に根拠は?

一般的に、出産後6週間は性行為を控えるべきだと助言されることが多い。

しかし、米パデュー大学のAndrea DeMaria氏らによる研究で、「6週間」という時期を裏付けるエビデンスはなく、性行為の再開に関して、全ての女性に当てはまる時期はないことが示唆された。

研究の詳細は「Culture, Health and Sexuality」1月9日オンライン版に発表された。

DeMaria氏らは今回、米サウスカロライナ州在住の19~78歳の女性70人を対象に、生殖医療に関する問題について調査を実施した。

その結果、女性を性行為の再開から遠ざける要因はさまざまで、「再開しても身体が大丈夫なのか確信が持てない」「痛みや不快感がある」「赤ちゃんの世話で疲れ果てている」といった声が聞かれたという。

共同研究者で同大学のStephanie Meier氏は「いくつかの心理的要因がセックスの再開を阻んでいる可能性がある」と指摘する。

特に産後、初めて性行為に臨んだがうまくいかなかった経験があると、まだ精神的にも準備ができていないと感じたり、緊張したりしてしまう可能性があるとしている。

また、産後の体型の変化に不満があるなど、ボディイメージが不安材料の一つになることもあるという。

DeMaria氏らによると、多くの女性は医師から性行為の再開は6週間待つよう言われたと記憶していたが、「40日間」と助言された女性もいた。

一部の女性は、6週間は産後に身体が回復するために必要な期間だと考え、性行為を控えていたことも分かった。

一方で、母親になったばかりの女性に対し、性行為をいつ再開しても構わないと助言する医師もいた。

「出産後6週間」が標準になった理由について、DeMaria氏は「米国では、産後の健診が6週間後に実施される場合が多いため、その時期に合わせたのではないか」とみている。

ただし、米国産婦人科学会(ACOG)などが最近、改訂した産後ケアガイドラインでは、産後3週間以内に健診を行い、その際に12週間以内の経過観察の予約を行うことを推奨している。

今回の研究には関与していない米ニューヨーク・プレスビテリアン・ブルックリン・メソジスト病院の助産師であるRoseanne Seminara氏は「どうやって6週間が特別な意味を持つようになったのかは分からない」と話す。

同氏は、女性が自分にとってちょうど良いと感じるタイミングに性行為を再開すべきだとしながらも、出血は子宮内膜が完全に回復していない徴候であるため、「出血がみられなくなるまでは待つのがベストだ」としている。

また、分娩後の縫合や腟の乾燥、出産時の痛みの記憶などが女性を性行為の再開から遠ざけるきっかけとなりうるが、「パートナーとの親密な時間を過ごす上で最大の敵となるのは疲労だ」と、同氏は指摘している。

一方、DeMaria氏は、パートナーとのコミュニケーションが重要だと強調。

「自分が抱える性的欲求や興味、ニーズについて話し合ってほしい」と話している。

また、もし自分やパートナーが性行為の再開について不安感や恐怖心があれば、医療従事者に助言を求めるよう勧めている。

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/13691058.2018.1543802

構成/編集部

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