小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

期待値はトップクラス!仮想通貨イーサリアムはこれからどうなる?

2019.03.05

仮想通貨において現在、時価総額トップを走るビットコイン(BTC)。そのアルトコインであるイーサリアム(ETH)とリップル(XRP)は、時価総額2位の座を争う、今後を期待される通貨だ。

リップルはブロック生成速度の速さでスケーラビリティの高さを期待され、多くの金融機関が国際送金の手段として採用を予定している。一方、イーサリアムは、契約をブロックチェーンに追記できる「スマートコントラクト」など、通貨としての機能以外にも特徴があり、将来性を期待されている。

アップデートの度に価格を上げてきているイーサリアムは、今後どうなっていくのだろうか? この記事では、そんなイーサリアムの今後について解説・予想していく。

【参考】

“億り人”を量産した仮想通貨!今後はどうなる?

イーサリアムの価格はどれくらいなのか?

イーサリアムが仮想通貨市場に登場したのは、2015年7月。初期の開発段階から、Frontier(フロンティア)というアップデートを経てのことだった。この時の価格はUS$5だ。

2019年1月末現在の価格は、US$110近辺。当時から比べると、3年半で20倍以上も価格が上がっている。

イーサリアムはお買い得なのか? 価格推移を見る

2016年3月には、アプリケーションプラットフォームとしてのアップデートHomestead(ホームステッド)が行われ、スタート時のUS$5からUS$13まで上昇。2017年10月の匿名性向上を目的としたByzantium(ビザンチウム)では、一気にUS$335になった。

2018年10月に予定されていた最新アップデート「Constantinople(コンスタンチノープル)」は、セキュリティの脆弱性が問題となり現在までリリースが延期されている(2019年1月)。前述のとおり、現在はUS$110近辺なので、1年ちょっとで価格が1/3まで下がったのがわかる。

これだけ見ると、現在はお買い得のように思えるが、この先下がったりすれば損をする可能性もある。この記事をはじめ、様々な情報を集めて予測をしっかり立てよう。

イーサリアムの価格を、ほかの仮想通貨と比較すると?

2017年に80兆円あった仮想通貨の市場は、2018年には30兆円まで縮小した。2019年2月現在、約US$110のイーサリアムだが、ほかの仮想通貨の価格はどうなっているのだろうか? 時価総額トップのビットコインはUS$3470、リップルはUS$305、ネム(XEM)US$54、アイオータ(IOTA)US$0.28だ(2019年1月27日現在)。

【参考】

バブル崩壊後の仮想通貨はどうなるのか?

将来性があるって言うけど、イーサリアムはいくらまで上がる?

マウントゴックスの破綻やコインチェックからのネム流出など、ネガティブな話題が多かったせいか、ほかの仮想通貨と同じく、イーサリアムも2018年から価格を下げ続けている。

ただし、流出については取引所のセキュリティに関する固有の問題で、仮想通貨そのものに問題があるわけではない。日本で仮想通貨と呼ばれているデジタル通貨は、英語圏ではCryptocurrency(暗号通貨)と呼ばれる。本来は暗号化され、ネットワーク上の第三者が監視するセキュリティ度の高い通貨なのだ。

前述のように、イーサリアムはFrontier、Homestead、Byzantiumとアップデートを続けてきており、そのたびに価格を上げている。今後予定されているConstantinople、Serenity(セレニティ/最終アップデートとされているが、実施時期は未定)が実行されれば、使い勝手と信頼度が上がり、価格も安定して上がっていくだろうと予想されている。

またICO(Initial coin offering:仮想通貨の新規発行による資金調達・クラウドファンディング)の増加によるイーサリアムの需要増にも期待がかかる。ICOで発行される多くのトークンにはイーサリアムのブロックチェーンが利用されている。ICOが増えていけばイーサリアムの需要が高まり、価値が上がっていくことだろう。詳しくは後述するが、US$2,500や現在のビットコインの価格であるUS$3,500を超えるという予想も出ている。

【参考】

仮想通貨はビットコインだけじゃない!長期で儲ける主要アルトコイン入門

注目のイーサリアム、2019年はどうなる?

さまざまな理由で今後が期待されるイーサリアムだが、2019年以降はどうなっていくのだろうか? 世界中のアナリストやコンサルティング会社、仮想通貨の専門家による2019年の予想を見ていこう。

イーサリアムの2019年、プロの予想は?

2019年1月末現在US$110の価格は、2019年中には上昇に転じるとの予想が大半だ。その理由としては、まずアップデートによる信頼性の向上で、多くの人や機関がイーサリアムを利用するようになることが1つ。もう1つは、2017年にイーサリアムで多額の資金調達をしたICOが、2019年にふたたび行うというウワサだ。

イーサリアムの気になる今後、価格予想は?

前述のプロによると、今後の価格予想はUS$500からUS$2500、もしくはそれ以上と幅広い。これは、イーサリアムの需要や、価格が高まるイベントがいつ実施されるかによって、左右されるからだろう。いずれにせよ、2018年のUS$335より上がるという予想が出ている。

イーサリアムは2020年以降どうなるのか?

では、イーサリアムは2020年以降、どのようになるのだろうか?

実施時期は未定だが、イーサリアムの最終アップデートSerenityでは、トランザクション処理のアルゴリズム(キャスパー)をPoW(Proof of Work)からPoS(Proof of Stake)に変更し、ブロックチェーンの処理性能を大幅に向上させることが予定されている。

もしSerenityが2019年中に実施され、イーサリアムにEthereum Ver.1.xという正式なバージョン番号が付くと、ビットコインの市場の半分を5年以内に奪うという予想もある(金融商品の格付け会社・ワイスレイティングス)。そうなると、一気にイーサリアムの価値は高まるだろう。

イーサリアムの2020年を大胆予想!

前述の予想に加え、2020年のイーサリアムを大胆に予想してみる。

イーサリアムにPoSが実装されれば、多くの機関投資家が多額の資金をイーサリアムのネットワークにステーキング(Staking:仮想通貨をウォレットに保管することで報酬を得る行為)することが考えられる。

そうなると、流通量が減ったイーサリアムは、価格がグッと上昇する可能性が高い。そういった条件を踏まえた専門家たちは、現在(2019年1月)のビットコインの価格であるUS$3,00を、イーサリアムが越えてくると予想している。

取引所の破綻や流出などの事件が、ネガティブなイメージを植え付けた仮想通貨。しかし、この記事で紹介したイーサリアムは、「仮想通貨2.0」と呼ばれるアルトコインの中でも、ビジネスへの展開も期待されている有望株だ。「バブル」や「流出」というキーワードはとりあえず脇へ置き、その動向に注目してみてはいかがだろうか。

文/ねこリセット

※本記事は投資を推奨する目的はありません。あくまで自己責任・自己判断でご利用下さい。

※価格推移などはあくまで予測です。相場に基づくため予測より上下することがあります。

※データは2019年1月下旬時点での編集部調べ。

※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するのものではありません。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。