
宇宙や星空に興味があっても、「天体観測は敷居が高そう」と感じる方もいるだろう。しかし、最近では手軽に天体の観測・撮影を楽しめる価格の安い天体望遠鏡も増えている。価格が手頃なものから試し、徐々に高度な機材を揃えていくのもいいだろう。
本記事では、人気機種や撮影に最適なもの・スマホと一緒に使えるものなど、おすすめの天体望遠鏡を紹介する。きっと「これなら使えそう」という1台が見つかるはずだ。
【目次】
おすすめ天体望遠鏡メーカー「ビクセン」の人気機種
天体望遠鏡 ポルタII A80Mf
ビクセンのポルタII A80Mfは、入門用に最適な天体望遠鏡。組み立ても簡単で扱いやすいため、初めて天体観測をする方にもおすすめ。
鏡筒を手で持ち動かし、手を離した位置に固定される「フリーストップ式」を採用している。2本の微動ハンドルは全周微動で、微動ハンドルの位置は45度ごとに調整可能。「アリミゾ式」を採用しているため、鏡筒・架台・三脚を変更することもできる。
出典 公式サイト|天体望遠鏡 ポルタII A80Mf
天体望遠鏡 モバイルポルタ-A62SS
モバイルポルタ-A62SSは、口径62mmの小型屈折鏡筒を搭載した、軽量・コンパクトサイズの天体望遠鏡。同製品も「フリーストップ式」「アリミゾ式」を採用している。
マルチアームは、小さく折り畳むことができる。別売りの「鏡筒三脚ケース100」に収納すれば持ち運びも簡単だ。架台部と三脚はハンドルネジ一つで着脱できるため、さらにコンパクトに。
出典 公式サイト|天体望遠鏡 モバイルポルタ-A62SS
天体望遠鏡 AP-A62SS・SM
AP-A62SS・SMは、天体の動き方を観察できる赤道儀。より高度な天体観測を行いたい方におすすめの1台。全長は30cm、重量1.8kgとコンパクトサイズで軽量なのも嬉しい。
のぞきやすい「ロングアイレリーフ接眼レンズ」は、35倍・130倍の2つセットになっている。本格的な天体観測に挑戦したい方におすすめの1台。
出典 公式サイト|天体望遠鏡 AP-A62SS・SM
写真撮影に最適なおすすめ天体望遠鏡
BORG 90FL天体フルセットCR
BORGの90FLは、一台で天体望遠鏡・地上望遠鏡・望遠レンズの三役をこなす優れもの。天体観測に最適な「ラックピニオン接眼部」と、ピント合わせしやすい「減速微動装置」を搭載している。「キヤノンオプトロン製高性能フローライト」により、色収差の少ない像を実現。付属品を含めても、わずか3.0㎏と軽量なのも魅力だ。
Vixen 天体望遠鏡 SD115S鏡筒
VixenのSD115Sは、絞り位置がフルサイズ一眼カメラに最適化された天体望遠鏡。優れた光学性能を発揮する「FPL53」素材使ったSD(Super ED)ガラスレンズを採用することで、色収差(色のにじみ)を抑えたシャープな像を楽しむことができる。別売りの「キヤノン直焦ワイドアダプター60DX EOS用」も使用可能。
出典 公式サイト|Vixen 天体望遠鏡 SD115S鏡筒
高倍率で観測ができるおすすめ天体望遠鏡
ハットリ光学 屈折式天体望遠鏡
ハットリ光学の屈折式天体望遠鏡は、手頃な価格で最大150倍での観測ができる。150倍を使用する際には、対眼レンズH6mmと3倍バローレンズを装着する。倍率は、15倍・23倍・45倍・50倍・75倍・150倍に変更可能。
満月の観測時に使用することでより画像がはっきり見える「ムーンフィルター」や、横から覗き込める「天頂ミラー」も便利な機能だ。Amazonでの価格は、4,680円。
ケンコー・トキナー MEADE 天体望遠鏡 EQM-127 プラネタリウムソフトセット
ケンコー・トキナーのMEADE EQM-127は、集光力329.16倍を誇る赤道儀式天体望遠鏡。難易度は高くなるが、2倍バーローレンズを組み合わせることで高倍率での観察ができる。別売りの「EQM用モータードライブ」を取り付けることで、モーターでの追尾も可能。
Amazonでは、天体観測のシミュレーションに最適なパソコンプラネタリウムソフト「星空散歩ライトII」がセットになっている。
出典 公式サイト|ケンコー・トキナー MEADE 天体望遠鏡 EQM-127 プラネタリウムソフトセット
スマホが使えるおすすめ天体望遠鏡
レイメイ藤井 RXA125
レイメイ藤井のRXA125は、2015年にグッドデザイン賞を受賞した天体望遠鏡。卓上タイプで、インテリアとしても最適だ。
同製品には「天体写真モード」が搭載されており、スマートフォンを接眼レンズに固定し、無料アプリ「星どこナビ」を使うことで写真撮影が可能になる。星どこナビの天体位置ナビゲーション機能も便利。
出典 公式サイト|レイメイ藤井 RXA125
スマホ天体望遠鏡 PalPANDA UD
PalPANDA UDは、レンズをのぞかないタイプの天体望遠鏡。スマホ・タブレットを使用し、画面に天体を映し出す。中型望遠鏡に匹敵する描写力を誇り、月のクレーターや土星の環も確認できる。
同製品はカートン素材を採用しており、折って溝や穴に差し込むことで組み立てを行う。重量のある天体望遠鏡を持って行くことができないシーンに最適だ。
出典 公式サイト|スマホ天体望遠鏡 PalPANDA UD
※当記事に掲載している価格等の商品情報は、記事公開時のものとなります。
文/oki