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脱プラに有効!竹でランプシェードを作るアカリノワの環境貢献活動

2019.03.10

2018年は自然災害が相次いだ。

我々日本人は、「土砂災害の恐怖」というものを骨の髄まで思い知らされた。

北海道胆振東部地震では、緑の山々が大規模な地滑りを起こした。

西日本豪雨も、我々の心に大きな影を落とした。この災害もやはり、各地に甚大な土砂災害をもたらしたのだ。

日本は山岳国である。山脈が連なっている限り、日本人は常に「土との戦い」を強いられるのだ。

竹から作ったランプシェード

「この辺の山々の黄色い部分、あれはみんな竹なんですよ」

アカリノワの代表を務める大村大輔氏が、静岡市の山林を見つめる筆者にそう説明した。

今回は、竹製ランプシェードを製作するアカリノワという団体の取材に来た。筆者の自宅と取材先が近距離だから、という安直な理由ではない。静岡県では、竹林が問題になっているということを耳にしたからだ。

竹は極めて高い繁殖力を持つ植物である。放っておけば、短期間で林ができるくらいになってしまう。他の樹木を駆逐するほどに。

「放置された荒廃竹林というのは、保水力がないんです。だから大雨でも降れば、あっという間に土砂崩れを起こす原因となります」

大村氏は林業従事者でもある。だが、現代日本は人材不足におちいっている。林業はなおさらだ。竹林を管理できるほどの人手はないと、大村氏は話す。

「竹林は地震に強いと言われていますが、それはあくまでも適切に管理していればの話です。無造作に竹が生えている地面は、地震にも脆弱だと言われています」

キューバ大使に贈呈

竹は人類の発展を支えた植物だ。

丈夫で弾力性に富み、日本人もあらゆる場面で竹を利用した。建築材として、日用品として、そして工芸品として。

しかし、現代は化学製品の時代である。低コストで大量生産できるプラスチックは、素材としての竹の価値を下げてしまった。

誰も竹に価値を見出さなくなれば、竹林は増える一方だ。そこで近年では、竹を有効活用する手段が全国各地で模索されるようになった。

その中で、竹製ランプシェード製作という道を開拓したのがアカリノワである。

「静岡市の久能山東照宮で、大型ランプシェードの設置を任されたこともありました。カルロス・ミゲル・ペレイラ駐日キューバ大使が来静した時も、我々の竹明かりを贈り物として差し上げています」

アメリカとキューバの関係が再び緊張状態にある中、日本の地方都市でこのような国際交流が行われていたという事実はもっと拡散されるべきだろう。

それは、竹がつないだ友好関係である。

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