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保守派とリベラル派、ハッピーで健康なのはどっち?

2019.03.10

 社会の“分断”が深刻な問題となっているが、保守とリベラルの間の溝もかつてないほど深まっているともいわれている。保守とリベラルという考え方の違いは当人にどんな影響を及ぼすのか。最新の研究では保守主義者のほうが概して健康であることが報告されていて興味深い。

政治的保守主義者のほうが健康

 政治的立場の違いでその人物の特性に違いが生じてくるのだろうか。最新の研究では政治的保守の立場にいる人物のほうがリベラルの人物よりもおおむね健康であることが指摘されている。その差を生み出しているのが政治的保守の者が持つ個人的な責任感の強さにあるというから面白い。

 豪・モナッシュ大学の研究者が2019年1月に学術ジャーナル「Personality and Individual Differences」で発表した研究では、3つの調査を通じて政治的保守のほうがリベラルよりも健康である傾向が高いことを明らかにしている。

 194人を対象に行なった調査では、政治的保守の人物のほうが個人的な責任感(personal responsibility)が強い傾向にあることが浮き彫りになった。そしてこの強い責任感が身体的健康に結びついているというのだ。しかし強い責任感が健康に繋がるとは、いったいどういうことなのか?

PsyPost」より

 続く204人を対象にした調査では、政治的保守のほうが日常生活でエレベーターやエスカレーターよりも階段を使う確率が高いことも判明した。研究者によればこうした行動もまた政治的保守の責任感の強さをあらわすものであるという。そして階段の利用が多いということは運動習慣にも繋がり、身体的健康に寄与する。

 204人の喫煙者を対象に実験では、政治的保守にまつわる話題(伝統や慣習など)を聞かされた喫煙者は、政治的リベラルにまつわる話題(自由や左翼など)を聞かされた喫煙者よりも、禁煙したい気持ちを持つ者が多くなったという。つまり政治的保守の喫煙者のほうが禁煙したい者が多いのだ。そしてこれはもちろん健康に配慮しているからであり、禁煙が成功すれば健康に好影響をもたらすだろう。

「政治的保守はおおむね健康です。なぜなら彼らは自分の健康に強い個人的責任感を持っているからです。これは『プロテスタントの労働倫理』、つまり自分自身に対して責任があるという考えに非常によく似ています」と研究者のユージン・チャン氏は語る。

 保守主義者のほうが健康だといわれてもなかなかピンとこない人のほうが多いかもしれないが、確かに自分の健康に責任を持てば健康に気遣うことにも繋がるのだろう。ともあれ政治的立場に関係なく健康には配慮したいものだ。

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