人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

ビジネスで良好な関係を築く上で成功体験に乏しい人と親しい間柄になるのが難しい理由

2019.03.01

■連載/あるあるビジネス処方箋

 今回は、「成功体験」をキーワードにビジネスにおける人間関係を考えてみたい。この場合の成功体験とは、保育園や幼稚園の頃から大学、大学院などを卒業するまで、そして社会人になった以降、現在に至るまでに、同世代との人との競争で圧倒的な勝ちをおさめたりして称賛された経験や数などを意味する。たとえば、一流といわれる大学や会社に就職したり、一流企業に入社後、同世代の中で抜きん出た営業成績を数年以上残すようなことを意味する。

 私の経験をもとに結論からいえば、ビジネスで良好な関係をつくろうとする場合、成功体験に乏しい人と親しい間柄になるのは極めて難しい。成功体験が同世代の人と比べて圧倒的に足りない人は、常に劣等感にさいまなれている。中には、コンプレックスを何らかの形で解き放ちたいと思っている人も多いだろう。だから、この人たちは不満や泣き言、愚痴などを口にする機会が目立つ。さらにいえば、他人を認めることをまずしない。言い換えると、成功体験の少ない人は、他人を積極的に高く評価することができない。

 2015年2月に私が取材した著名な心理学者(1970年代~2000年前後まで年間で10数冊の本を書いていた)が取材時に、「人は自分自身を受け入れる範囲の中でしか、他人を認めることができない」と話していた。さらには、こうも語っていた。「成功体験が少ないと、自分を優秀な人とはなかなか思えない。そこで、優秀と思えるような人を認めない傾向がある。アラを探したり、否定のための否定をしたりする。そうすることで、自分が優位であろうとする」。

 この言葉の受け止め方は人それぞれかもしれないが、私は極めて納得する。そのものずばり、の捉え方ではないだろうか。実際、私がこの14年ほどで仕事をした出版社の編集者90~110人でいえば、入社の難易度が下がるほどに、作家やカメラマン、デザイナー、印刷会社などへの評価が厳しくなる。明らかに自分のことを棚上げしているようにも思える。難易度が最も低いグループの出版社の編集者になると、批判や避難をしつこいほどに繰り返す。その矛先は、上司や同僚、時に役員や社長にも向けられる。ついには、「社会が悪い」などと国や社会のあり方にまで及ぶ。そして、自分を大きく見せようと、虚勢を張ったり、誇張をしたり、嘘をつく。子どものような嘘をつく人もいる。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年11月15日 発売

DIME最新号の特別付録は「スタンド一体型簡易スマホジンバル」!今年から5年先のトレンドまで丸わかり!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。