小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

e-BOXERを搭載したSUBARU「フォレスター」の悪路走破性をチェック

2019.02.24

商品として魅力的か? ★★★3.0(★5つが満点)

 SUVとしてこれまでにない新次元の素晴らしい走りを実現しているフォレスターなのだが、クルマを停めて改めて車内を見回してみると喜んでばかりいられなくなってくる。筆者がこの連載「金子浩久のEクルマ、Aクルマ」でいつもスバルのクルマについて指摘していた、ドライバーインターフェイスに改善の兆しが一切見られないのだ。

「XV」や「レヴォーグ」「レガシィ」など、つまりスバルの現行車と変わらないのが、表示の混乱だ。メーターパネル中央の表示、センターコンソール上部のマルチモニター、そしてカーナビの3つの表示がそれぞれ画面を切り替えながらなされるのだが、それらで表示される情報が重複しているし、3つの画面の役割が不明確で整合性がない。3つがバラバラに開発されていて、お互いに連携していないからこういうことになってしまっているのではないだろうか。

 また、それら3つの画面に表示される情報それぞれの内容の重要度の吟味がなされていなくて、安全に即時に直結する重要なものとそうではないものとが等しく表示されている。情報の交通整理、取捨選択がなされていない。

 さらに、これも以前からスバルのクルマに共通しているのだが、使い勝手の悪いカーナビを採用している。CarPlay画面を探し出すのに何度もやり直させられたし、それならばということでカーナビ本体での音声による目的地設定を試みようとしたら、画面に長い文章が出現し、とてもわかりにくく、時間が掛かったので諦めざるを得なかった。総じて、ドライバーインターフェイス、ユーザーインターフェイスが真剣に考えられたとは言えない代物だ。

 さらには、インテリアの各部分に用いられている素材や色、仕上げなどもバラバラだ。機能を満たしながら、旧型からの継続性、ブランドのアイデンティティーなどを織り込みながらデザインが行われていくはずなのに、意図にもとずいた吟味や考慮などといったものがまったく伺うことができない。ユーザーが、生活や余暇の中でどのようにクルマを使っていくのかを少しでも想像しながらクルマを造っていけば、こんなことにはならないはずだと思うのだが……。

 また、筆者のコラムだけにとどまらず、他のメディアからも今まで散々に指摘されてきているのである。おカネを払ったユーザーからはもっと厳しい声は伝えられているはずだろうし、販売したセールスパーソンからだってメーカーにはフィードバックがあるはずだ。

 走りはあんなに素晴らしいのに、ここまでのインターフェイスとデザイン性の欠如が釣り合っていない。これは開発力が足りないのではなく、経営の舵取りやビジョンに理由があるのだろう。

■関連情報
https://www.subaru.jp/forester/forester/

文/金子浩久(モータージャーナリスト)

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年10月14日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「4WAYポータブルランタン」! 特集は「行列店に学ぶヒットの法則」、「iPhone 13」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。