自分の感情は選択することができる
ワーキングマザーの3大問題である、「時間」「家族」「自分」において、自分の理想に合わせた選択ができないことでストレス感じる方は多いです。夫婦や親子にとって、一番正しい選択はそれぞれにありますが、「これしか選べない」という環境は、私たち人間の幸福度を大きく下げる要因となります。
しかし、事実を変えられない場合でも、自分の感情は選択することができます。例えば、仕事を辞めたいけどすぐには辞められない、という事実があったとして、”苦痛な時間”として過ごすか“新しいスキルを身につける時間”として過ごすかは自分自身が選択することができます。
夫婦間の育児や家事の黄金バランスはない
共働き夫婦の育児や家事の分担比率などについて質問を受けることがあります。まるで“夫婦の黄金バランス”があるように思うけれど、それぞれが置かれている立場と、価値観に合う“絶対的な分担比率は、当事者にしかわからないものです。隣のワーキングマザーと比べる必要はなく、「私たち夫婦でこの方法を選択しているんだ」と納得することが、子育て・仕事・家庭を上手に両立していく秘訣ではないでしょうか。そのために、夫婦で「私たちはどんな家族を築いていくのか?」とそれぞれの価値観を共有することが一番大切です。
【取材協力】
松枝直美さん
女性の働き方専門キャリアコンサルタント(国家資格・技能士2級)。800人以上の支援から、家庭と仕事の両立やライフバランスのコンサルティングを得意とする。家族時間やプライベートを大切にしながらもフリーランスで働く女性を支援するため、働き方の土台を作る女性フリーランス向けキャリアメソッドを構築。
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文/岡のぞみ
起業・PRコンサルタント。営業、留学カウンセラー、広報の仕事を経て会社員10年目に独立。企業での1500件以上のPR経験を活かし、女性の起業やPRをサポートしている。
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