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無視できない家庭内いじめの実態!長男はイジメっ子になりやすい?

2019.02.28

イジメ被害者は中年期に経済的困窮リスク

 幼少期・児童期でのイジメ体験がその後の人生でのメンタルヘルスにネガティブな影響を及ぼすリスクが取り沙汰されているのだが、精神疾患リスクだけにとどまらず、中年期における経済的リスクをも高めていることが最近の研究で報告されている。

 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの研究チームが2018年5月に「Social Science & Medicine」で発表した研究では、イジメ被害者たちを長期にわたって追跡し、後年の経済状態の実態を探っている。児童期のイジメ被害者は、後年の人生において経済的リスクが高まっていることが示されているのだ。

 イジメ被害の体験がメンタルに及ぼすネガティブな影響についてはこれまでにも多くの研究が行なわれているが、後年の経済状態に与える作用についてはあまり着目されてこなかった。今回研究チームはイギリス人1958人の生活実態データを長期にわたって追跡し、イジメ被害体験と中年期の経済状態の関係を探った。

Science Direct」より

 研究チームがデータを分析したところ、児童期のイジメ被害体験は個人と社会に大きなインパクトを与えていることが示されることになった。

 児童期のイジメ被害体験を持つ男女は50歳前後の時点で雇用されている確率が低く、持ち家率が低く、また貯金額も少ない傾向が浮き彫りになった。賃金労働を行なっている女性では収入が少ないことも明らかになった。

 社会に及ぼす影響としては、イジメ被害男性は失業手当などをはじめとする労働関連コストが高まり、イジメ被害女性においては医療費コストが高まることが指摘されている。児童期のイジメ被害体験は当人だけでなく社会に対してもネガティブな影響をもらたしているのである。こうした観点からもイジメ防止への取り組みが今以上に求められていることは言うまでもないだろう。

文/仲田しんじ

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