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今年の学割プランはイマイチ!?なぜauの学割プランはわかりにくいのか?

2019.02.24

UQやWCPについて抜本的に議論すべき

房野氏:今年の学割はキャンペーンで目立っていることなどもないですか?

石野氏:あまり学生、学生と言っていないですよね、CMでもそうだし、発表会をやらなかった。

法林氏:年が明けてもなかった。

石野氏:一昨年だと、Y!mobileとかが学割の発表会をやりましたけど、ああいうのもなくなっちゃって。

石川氏:総務省がギャーギャー言っている、そのタイミングで発表会はできないでしょ。

石野氏:そして上場もありっていうときに。まぁ、ちょっとさみしい学割な感じはしますね。

法林氏:そういうタイミングだからこそ、やってほしいけどね。総務省に刃向かってほしい。

石野氏:不思議なのは、総務省で誰も学割のことを問題視していないこと。

石川氏:不公平感を問題にしているのに。

法林氏:バランスが悪いよね。

石川氏:悪い。もう、主婦連の話しかないじゃんっていう。

法林氏:また総務省の話になっちゃうけど、たとえば1GBしか使わない人にとっては不公平だというけれど、日本の将来のことを考えれば、すでにお金を持っている人は少し金額が増えるくらいいいじゃんって感じ。学生が安い方がよっぽどいいじゃん。

石野氏:学生の声をもっと入れた方がいいんじゃないかなって気がする。

法林氏:研究会の有識者は学校の先生ですよ。学生のことをもっともよくわかっている方々がいるはず。それなのに、あのざまですからね。この座談会で、こんなこと言っていると、僕たちが傍聴に行ったとき、総務省の人から絡まれるんじゃないかと思っているんだけど(笑)

石川氏:いや、無視されていますから大丈夫ですよ。こちらは眼中にないですから(笑い)。でも、まさか年末も押し迫った2018年の12月26日に会合を開くとは思わなかった。あのタイミングでは絶対何のイベントもないだろうと思って、3か月くらい前に人間ドックを入れちゃっていたんです。失敗したなと。

法林氏:でも、肝心の中身は何もなかったですよ。UQコミュニケーションズとWireless City Planning(WCP)の二種指定(電気通信事業法の第二種指定電気通信事業者のこと。第二種に指定されることで、MVNOへのネットワーク貸出が義務になり、接続料や接続条件なども明確になる)をするかどうか。

石野氏:でも、うっかりUQの契約者数を暴露するという。構成員限りの情報を読み上げてしまって、auが使っているUQの接続数みたいなものがバレた。あれを計算すると、auからUQにいくら入っているかが、だいたいわかってしまう。結構、センシティブな数字がぽろっと漏らされた。

石川氏:ああいう議論を聞いていて思うけど、二種指定をする、しないとかの次元の話ではなくて、そもそもUQをどうするのかという話をすべきだと思う。未だに出資比率規制の“3分の1ルール”で、KDDIとの関係は中途半端な状況じゃないですか。あそこまでべったりな関係だったら、もう3分の1ルールを撤廃して、UQとKDDIを一緒にしちゃえばいいじゃん、という、そこを議論するべき。一緒にするべきか、しなくていいのかという議論からしないと、この先の通信を語れないんじゃないか思うんですが、そこまで踏み込んで発言する人が誰もいない。

石野氏:その会議を中継していたときに、そもそもWCPはソフトバンクの3割は嫌がっていたんだから、合併させちゃえば自動的に二種になるんだから、それでいいじゃんって。

石川氏:そうそう。

石野氏:確かに子会社だけを二種指定どうこうというのは本末転倒だし。

石川氏:でしょ。そんな議論ばっかり。接続料だって、あんな計算式は成り立たないんだから、もっと根本的に、接続料ではなくて全部卸にさせるとか、そういった議論をしてもいいと思うんだけど、なんか総務省が作った中途半端なルールを守るための議論でしかなかったりする。抜本的に変えないとダメだよって。本当にガラガラポンするというか。

石野氏:完全に面子のみですよね。合併させたら、総務省が「既存事業者の出資比率が33%を超えてはいけない」と言ったことがが間違っていたということになってしまうので。

石川氏:そこが否定できなかったら、もうダメだよね。

法林氏:素直に、やってみたけどうまくいかなかったから、やっぱり合併していいですと言える勇気が総務省にないのがダサいよね。

石川氏:ダサい。

石野氏:言えると思うんですけどね、大臣も当時と変わっちゃっているし。

法林氏:数々の失敗があるので、失敗でしたと言えばいいんですよ。失敗したと言わず、責任も実質的には取ろうとしない。

石川氏:10年前の谷脇さん(総務省総合通信基盤局長の谷脇康彦氏)のやり方が本当に正しかったのか、まずはそこを検証する議論をしなくてはいけない(笑) そこを変えていかないと、この通信業界は追いつかないような気がする。

法林氏:キャリア側の人たちが、事なかれな感じの反応しかしなくなっている。いつ叩かれるかわからないから、首をすくめて発言している感があって、何やっているのって感じ。逆に、ソフトバンクの人はがわりと自由に発言している。

石野氏:決算のときと言うことが真逆。同じ数字1つとっても、ここまでいろんな見方があるんだと感心させられますよ。Twitterに投稿したけれど、「WCPは小売りをほとんどやっていなくて認知度も低く、エリアもそんなに多くなく、実質的に設備は非常にプア」だと。アレ? って(笑)

房野氏:ソフトバンクユーザーは不安になっちゃいますね。

石野氏:おかしいなぁ、電柱にいっぱい取り付けてあって、超高速ネットワークなんじゃないのって。

石川氏:20万基地局のうち、何局がそれなんだよって。

石野氏:本当に、同じ数字でも言い方によって違うなと。客観的な数字って大切だなと思いました(笑)

......続く!

次回は、モバイル決済について話合います。ご期待ください。

法林岳之
法林岳之(ほうりん・ たかゆき)
Web媒体や雑誌などを中心に、スマートフォンや携帯電話、パソコンなど、デジタル関連製品のレビュー記事、ビギナー向けの解説記事などを執筆。解説書などの著書も多数。携帯業界のご意見番。

石川 温
石川 温(いしかわ・つつむ)
日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、2003年に独立。国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップルなども取材。NHK Eテレ「趣味どきっ! はじめてのスマホ」で講師役で出演。メルマガ「スマホで業界新聞(月額540円)」を発行中。

石野純也
石野純也(いしの・じゅんや)
慶應義塾大学卒業後、宝島社に入社。独立後はケータイジャーナリスト/ライターとして幅広い媒体で活躍。『ケータイチルドレン』(ソフトバンク新書)、『1時間でわかるらくらくホン』(毎日新聞社)など著書多数。

房野麻子
房野麻子(ふさの・あさこ)
出版社にて携帯電話雑誌の編集に携わった後、2002年からフリーランスライターとして独立。携帯業界で数少ない女性ライターとして、女性目線のモバイル端末紹介を中心に、雑誌やWeb媒体で執筆活動を行う。

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