
■連載/大森弘恵のアウトドアへGO!
跳ね上げ式バックドアを有効活用する
軽キャンピングカーやバンコンなど限られた空間を有効利用するキャンピングカーは、キャンプでのクルマ利用のヒントがいっぱい詰まっている。ジャパンキャンピングカーショー(2019年2月1〜3日、幕張メッセで開催)ほか、キャンピングカー展示会に訪れると、車内だけでなくバックドアを開けて、ラゲッジルームを積極的に利用しているクルマが多いことがわかる。
ラゲッジに接続するテーブル&ベンチ
クルマの後部にテーブルを接続して、車内とアウトドアを一体化。キャンピングカーのリビングやキッチンを延長して使うのがスタンダードなスタイルだ。
ミニチュアクルーズ
岡モータース/(展示車両:238万7750円/諸費用・税別)
エブリィの中に、ベッドだけでなくシャワーも搭載。エレガントな内装で、軽量心材を採用することで焼く30%の軽量化を実現したという。軽くはなっていても、家具は熱や水に強いメラミン素材、組み家具工法で家具の強度アップ。
ベッド両脇の跳ね上げ式テーブルをつないでいた天板を、ベッド下のレールに取り付けると屋外にテーブルが出現。天板の色をベッドマットと同系色にしているので車内が広くなったよう。リアにDVDマルチウェイ液晶テレビを装備しているので、屋外で焚き火とDVD鑑賞を両立できそう。
ブギーライダー
ATV群馬/(展示車両:299万6000円/諸費用・税別)
ルーフマーカーなど細部にこだわり、スクールバスのようなフロントマスクに仕上げた軽キャンピングカー。ベース車両がクリッパーとはわからない。
サイドキャビネットやライトなど、ヴィンテージ感がかっこいい。
キャビネットやベッドの生地に似合う落ち着いた木目のテーブル。こちらもフロアのレールにテーブルを引っかけて設置する。低めのチェアと組み合わせるとちょうどいい高さ。
ビーチクルーザー
CRS/(展示車両:317万円〜)
名前の通り、ボードやロッドを持って海に出かけたくなるクルマ。乗り心地を左右するマットにこだわりがあるが、内装はいたってシンプル。その分、ベッドマットを取り外してトランポにできるなど使用範囲が広い。