
寝具の中でもシーツや毛布は簡単に洗濯できるし、布団はクリーニング屋で丸洗いしてもらえるが、盲点となるのが「枕」。
購入以来、枕カバーは洗濯しても、本体は洗濯せずそのままという方は多いのではないだろうか。
特に低反発枕といった健康枕は、洗濯自体がNGの素材を使っていることが多い。そのため、長く使っているうちに臭ってきたり、変色したりするもの。ダニやカビも繁殖して、呼吸器系に悪影響を与えることもあるので、注意が必要だ。
特許を取得した新技術で丸洗いOK
そんな「洗濯NG」という問題を解決したのが、「ジェントルリーマピロー」という健康枕。
「ジェントルリーマピロー」の外観
(写真のグレー×ブラックのほかにブルー×ホワイトもあり)
この枕は、(本来は水に弱い)ウレタンフォーム素材でありながら、新特許のTPUコーティング技術を用いることで、同素材の従来の枕にあった「洗えない」という課題を克服している。この技術は、完全防水のごく薄い膜(TPU膜)を枕の形に成型し、ウレタンフォーム素材に包み込むようにフィットさせるというもの。水分は、この膜を透過できないので、丸洗いが可能となっている。撥水性もかなりよく、洗った直後にさっと水滴を拭き取るだけで、すぐに使えるほど(枕カバーは、コットンベースの布製なので洗濯機で洗って干す必要あり)。
TPU膜は、水気だけでなくダニや雑菌もシャットアウトするため、枕の中でこれらが繁殖することもない。結果として、パーフェクトな抗菌・防臭が実現されている。
人間工学に基づいて設計された形状
「ジェントルリーマピロー」が健康枕として優れている秘密は、その形状と素材にある。下の写真をご覧のとおり、この枕には普通の枕にはないくぼみがあちこちにある。
これは、一晩のうちに何度も寝返りをうって変わる人間の姿勢に対応したもの。仰向け、横向け、うつ伏せでも、首をはじめ頭部のどこにも負担がかからない状態をキープするよう、人間工学に基づいて3D設計されている。
特に首の後ろに隙間を作らないよう配慮され、高反発ウレタンフォームの素材特性により、首から背中までのラインをまっすぐに保つようになっている(普通の枕は首の後ろに隙間ができ、頸椎に負担がかかりやすい)。また、両サイドが高めなのは、横向きに寝た時に肩が圧迫されず、楽に感じられるようにするため。
このように、どのように寝返りを打ってもすぐ寝姿勢が安定するので、快眠が一晩中保たれるというわけ。筆者も何晩か使用してみたが、違和感なくきちんと熟睡できている。
なお、自分の身体に合わせて枕の厚みを変えたい場合は、背面にある空気穴から適宜空気を出し入れすることで、ミリ単位の細かい厚み調整が可能だ。