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2019.02.14

高速道路逆走は自分とは関係ない!?65歳以上の男性高齢ドライバーの8割が「運転に自信あり」

後を絶たない高齢者の交通事故。中でも怖いのが、高速道路での逆走事故だ。逆走事故は高速道路で発生した事故全体と比較すると、死亡事故となる割合が約40倍にもなるという。

現在全国の高速道路では、年間約200件の逆走が発生しており、また、発生した逆走のうち、66%が65歳以上のドライバーによるものというから、高齢の親や祖父母がいる場合、他人事ではない。

そこで今回、高齢ドライバーと逆走事故についてのアンケート調査が、高齢ドライバー(65歳以上男女104名)と、65歳以上のドライバーを親に持つ子ども世代(30~50代男女312名)を対象に実施された。

高齢ドライバーは、「運転はまだまだ現役だ」と思っている!?

65歳以上のドライバーを対象に、車の運転に自信があるかとうかという質問が行われたところ、76.0%が「自信がある」と回答。特に、高齢男性ドライバーの80.7%が「自信あり」と回答していた。

さらに、年齢別に見ると、66~69歳のドライバーは73.5%、70~74歳は75.0%、75歳以上は79.4%が「自信がある」と約6ポイントも増加。男性ドライバー、および年齢が高いドライバーが「運転に自信あり」と思う傾向が高いことが伺える。また、「免許を返納しても良いと思う年齢」を尋ねる調査では、平均約80歳となった。

高速道路の『逆走』は自分と関係ない・興味ない!?

高齢ドライバーは、多く発生している高齢ドライバーの逆走について、どのように思っているのだろうか。

「高速道路での逆走のうち66%が65歳以上のドライバーによるもの」であるというデータの感想について調査が行われたところ、「自分も車を運転するので関係ある」という回答が58.7%、「自分は逆走を起こさないと思うので関係ない」という回答が35.6%、また、「高速道路は利用しない」、「わからない」などの回答を含む「その他」が5.8%という結果に。

高速道路での高齢ドライバーの逆走を自分にも関係ある問題として考えているドライバーが多かったものの、約4割は「自分とは関係ない・興味ない」と考えていることが明らかになった。

子どもの注意喚起は親に届いていない!?

65歳以上のドライバーを親に持つ30~50代(子ども世代)を対象に、「親の車の運転が危ない」と本人に伝えたことがあるか尋ねる調査が行われたところ、8割以上が伝えたことがあるという結果に。

一方、高齢ドライバーにご自身の車の運転について、子どもから「危ない」、「気を付けた方がいい」など伝えられたことがあるかを尋ねる調査が行われたところ、 約76%の高齢ドライバーは伝えられたことがないと回答。

子ども世代は高齢ドライバーに車の運転に対して注意喚起をしているが、高齢ドライバーは、ご自身の運転に自信がある方が多いからか、子どもが親の運転を心配していることが伝わっていないのかもしれない。

「免許返納」について、特に父親とは話しにくい!?

子ども世代に、免許返納について親と話したことがあるかを尋ねる調査が行われたところ、「父親と話したことがある」が31.8%、「母親と話したことがある」が38.0%となり、母親の方が話している傾向が高いことが明らかに。

また、免許返納について話し合った際の年齢において、父親は「年齢80~84歳」が最も多く約5割。

一方母親は「年齢75~79歳」が多く約6割となり、父親より母親の方が年齢が若いうちに免許返納について話している傾向があった。父親の方が運転に自信を持っており免許返納の話をしにくい傾向があるからか、年齢が上がってから話すようになるのかもしれない。

親が70歳になったら家族で話し合いをしてみるべき!

高齢ドライバー本人が運転に自信を持っていても、周りから見ていて不安を感じ、注意を伝えたいこともあることだろう。

家族としては、車の運転、逆走防止、また免許返納についてどのような話し合いをすれば良いのだろうか?

メモリークリニックお茶の水院長・朝田隆氏によると、高齢ドライバーが70歳になったら家族で話し合いをするべきとのことで、今回、氏がおすすめする話し合い方法やNGポイントについて以下で紹介していく。

Point1:突然、「運転が危ない!」はNG。喧嘩の元になるばかり!

高齢ドライバーに危ない運転をしていることを自覚してもらうためには、実際に、高齢ドライバーの運転する車に同乗し、どこが危ないか伝えてください。

「運転ここに注目リスト」を使えば、運転操作、車体や車幅などの感覚、刻々と変わる道路状況の変化の確認、注意力など運転能力を包括的にチェックできます。家族団らんの時に、いきなり言い出すのは喧嘩の元にしかなりません。

Point2:身体同様、運転能力も“年を取る”。定期的なチェックが重要!

高齢者は、「耳が遠くなった」「目が見えづらくなった」など、自分の身体の変化は自覚できたり、口にしたりしますが、車の運転は切り離して考えがちです。親の体調を確認するときは、車の運転についても聞くようにしましょう。

Point3:プライドを傷つけるような話し方はNG

車や免許証を所有することは、頑張って働いたプライドの証です。特に、運転に自信がある高齢男性ドライバーにとっては、運転を心配されていることや免許返納を勧められること自体、プライドを傷つけられたと思い、素直に聞き入れにくいものです。運転や逆走に対して注意や、免許返納については、少人数でじっくり話し合いましょう。

※NEXCO東日本では、ゲーム感覚で運転に必要な能力をチェックできる3つの方法:①「スマヌ法」、②「時計の絵描画テスト」、③「ひらがな仲間探しゲーム」を紹介している。高齢ドライバーと家族が一緒にすることで、具体的に家族での話し合いを進めるきっかけとして、ご活用いただきたい。

簡単にできる3つのチェック方法 https://www.e-nexco.co.jp/family_nakusogyakuso/

Point4:返納時期を押し付けるのもNG

免許返納を勧めるときは、いつまでに返納しようという時期を決めてみましょう。次の「免許書き換え時」や「車検時」は、免許返納を納得しやすいタイミングといえます。

Point5:免許返納を決めたら、思い出づくりをしましょう!

免許返納を決めたら、高齢ドライバーと家族で思い出づくりをしましょう。免許証を初めて手にしたときが嬉しい思い出であるように、免許を手放す「免許返納」の際にもご家族で楽しい思い出を作るべきです。

朝田隆(あさだ・たかし)メモリークリニックお茶の水院長

1955年生まれ。メモリークリニックお茶の水院長、筑波大学名誉教授、東京医科歯科大学医学部特任教授、医学博士。数々の認知症実態調査に関わり、軽度認知障害(MCI)のうちに予防を始めることを強く推奨、デイケアプログラムの実施など第一線で活躍中。『効く!「脳トレ」ブック』(三笠書房)など編著書多数。

出典元:東日本高速道路株式会社

構成/こじへい

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