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AI×ロボット緊急対談!石黒浩×堀江貴文・第3回「AIの進化には経験できる身体が必要だ!」

2019.02.16

【第3回】AI(人工知能)やロボット技術の進展が、私たちの仕事や生活の「常識」を変え続けている。ディープラーニングによって飛躍的に進化したAIは、さまざまな分野で「人間超え」を果たし、その「手足」となるロボット開発も進む。人間に多大な影響を及ばし始めたAIやロボットと、私たちはどのように向き合うべきなのか。

最先端テクノロジーに詳しい堀江貴文氏と、ロボット研究の世界的な権威である石黒浩・大阪大学教授との対談を5回にわたってお届けする。第3回のテーマは「AIの身体性」について。なぜAIにも「手足」が必要になってくるのか。

人間と同じ経験ができる移動型ロボットの研究

堀江:ERICAのようなアンドロイドもそうですけど、「AIロボット」が真の意味で自律して、人間とコミュニケーションできるようになるには、今後、人間が生きている現実世界を正しく理解していけるかどうかが重要になってきますね?

石黒:おっしゃる通りです。

堀江:ロボットが自分の手と足で現実世界を体験できるっていうのはすごく大事なことだと思うんです。そういう意味では、ERICAの後に見せてもらったもう一つのロボット「ibuki」にも期待しています。Ibukiには、車輪の「足」があって、いろいろなところに自由に行けるのは大きいですよね。

石黒:そうですね。いわゆる「人工知能」が、ちゃんとした知能になるためには「経験できる身体」が必要なんです。自分の身体で経験して、いろいろな知識を蓄えていかないと、自分の視点できちんとした話ができない。外から見ている人間がいくらデータを入れても、適切な対話能力にはつながらないと思います。

堀江:そうですよね。今後、あのibukiはどんなふうになっていくんですか?

石黒:まずは移動能力。移動できて、人間と一緒にどこかに行って、同じ経験を共有するだけでも、人との対話内容にだいぶ違いが出てくるので、そういう経験をさせたいということ。ロボットに移動させて、人とインタラクション(相互作用)させるだけで、なかなか大変なんです。

堀江:なるほど。あとは「手」ですよね? ibukiは、物はつかめるんですか?

石黒:あれはまだ、本当に軽いものしかつかめないです。そこをまともに作ろうと思うと、もっとお金をかけてちゃんと作らないとダメです。

堀江:僕は最近、「AIロボット」が現実世界とインタラクションするためには、「手」が重要だと言ってるんですが、お金をかければ作れるもんなんですか?

石黒:作れます。ある程度のところまでは作れます。ただ、僕らの場合、国から研究費をもらって開発プロジェクトを進める立場なんで、時間と人手が限られています。だから、目的を絞って、やれることから順番にやっていかなければなりません。

子ども型アンドロイド「ibuki」の開発も進んでいる(ibuki:大阪大学開発)

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