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ディーラー?整備工場?スタンド?自分に合った車検の選び方【意外と知らないクルマのこと】

2019.02.14

自分に合った車検の選び方【意外と知らないクルマのこと】

毎年3月は、車検の時期を迎えるクルマが最も多い月。

というのも自動車業界の場合、3月が決済月(年度末決算)となることが多いため、販売台数を伸ばそうと大幅な値引きやサービスを行なったりして、ほかの月よりもクルマが多く売れる(新規登録される)からだ。

そんな車検の際、たぶん、ディーラーに任せているという方も多いと思うが、その内容を把握しているだろうか?

実は、車検といってもディーラーだけでなく、整備工場やガソリンスタンド、カー用品店など様々なところに依頼することができる。

それによって、かかる費用や期間が違ってきたりするのだが、車検の内容を知っていれば、自分に合った方法を選ぶこともできるので解説したい。

そもそも車検とは?

車検は、正式には「自動車検査登録制度」といい、自動車や排気量250cc超の自動二輪車に対して、保安基準に適合しているかを確認するための検査を行い、所有権を公証するために登録する制度。

自家用の軽自動車や乗車定員10人以下の乗用車の場合、新車時から3年後、以降は2年ごとの定期的な検査(継続検査)が義務付けられている。ちなみに、この車検は、検査証の有効期限満了日の1か月前(離島は2か月前)から受けることができる。

車検にかかる費用

よく私は、クルマについてあまり詳しくない知人などから「車検代が19,800円と聞いていたのに、実際には80,000円もかかったけど、ぼったくり?」などと、真剣に相談されることがある。

実は、車検にかかる費用の中には、クルマの種類やサイズによって決められた「自動車重量税」「自賠責保険料」「印紙代(検査手数料)」の法定費用が発生する。

これは、例えば車両重量が1.5tまでのコンパクトカー(エコカー減税適用なし)の場合でも、自動車重量税は24,600円、自賠責保険料が25,830円、さらに印紙代(検査手数料)が1,100〜1,800円かかるため、法定費用だけで50,000円以上となる計算。つまり、その法定費用を差し引いた金額が、肝心になってくる。

なお、この法定費用については、必ず発生するもので車検をどこで受けようとも同じだ。

費用に違いが出てくるのは、これ以外の「検査手数料」や「整備料」などで、特に「整備料」については、クルマの状態によっては修理・交換する必要がある場合など、部品代や作業工賃が高いか安いかで変わってくる。

ただし、安いからといって必ずしもいいとも限らない。

車検を実施する場所

車検を行なう場所は、軽自動車は軽自動車検査協会の専門の検査場、それ以外は陸事分野の運輸支局のいわゆる「車検場」が基本。

ただ、この他にも民間の整備工場で、車検場と同じ検査ラインを持ち、工場内で検査を完了できるよう国土交通省の指定を受けた「指定工場(民間車検場)」というのも存在する。

ちなみに「認証工場」というのもあるが、こちらは整備自体は指定工場と同様に行なえるものの、検査は運輸支局にクルマを持ち込む必要がある。

また、車検の継続検査は、国内であればどこでも受検可能となっている。

車検の方法

車検の方法には、点検整備から検査までを完了できる指定工場を持つディーラーや整備工場などに任せる方法や、使用者自らが運輸支局等にクルマを持ち込むユーザー車検などがある。

そんな中でも、よく目にする車検の種類について、そのメリットやデメリットを簡単に解説してみたい。(注:あくまでも一般論のため、あてはまらないケースなどもある)

(1)ディーラー車検

当然ながら自社の販売するクルマのため、整備に関する知識も豊富で純正部品も揃っているので安心感が高く保証も充実。

その反面、予防のために早めの部品交換をすすめられたり、純正品以外の部品は受け付けてくれない場合もあり、費用は比較的に割高な傾向。

(2)整備工場車検

いわゆる街中にある整備工場に依頼する車検で、前述のとおり「指定工場」と「認証工場」のタイプがある。

「指定工場」の場合は、工場内で整備から検査まで完了できるためスピーディで費用も抑えられる。ただし、部品の取り寄せなどで時間がかかることも。

(3)ガソリンスタンド・カー用品店車検

整備工場と同様で、「指定工場」と「認証工場」のタイプがあり、その窓口が異なるだけと考えていい。

ただ、店舗数も多いため近場で済ませることができたり、例えばカー用品店なら社外部品も扱っていたりしてコストを抑えることも可能。

(4)ユーザー車検

使用者が自らが点検整備を行い、運輸支局等に車両を持ち込んで検査を受けるため、専門的な知識やスキルが必要。

ただ、事前に予備検査をして調整等をしてくれる「テスター屋」や、必要書類を作成してくれる「代書屋(行政書士)」などもあるため、それほどハードルが高いわけでもない。しかし、安全面では不安が残る。

まとめ

さて、車検を受けるにあたり、少しは参考になっただろうか。とはいえ車検は、検査時点でクルマの安全性や環境基準さえクリアできていれば、通してしまうことができるもので、充分なメンテナンスとは限らない。

私の経験からの見解で恐縮なのだが、実は、車検を依頼するに大切なのが、意外にも“人間関係”だったりする。

修理・交換する必要のある部品をわかりやすく説明してくれたり、こちらの要望なども親身になって聞いてくれる。そんな担当者やスタッフがいるところに、大切な愛車を預けたいと思うのである。

協力:杉並モータース
https://www.suginami-motors.co.jp/

文・撮影/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)

クルマは走らせてナンボ!をモットーに、どんな仕事にも愛車で駆けまわる日々。クルマのほかにもグルメやファッション情報、また小学館Men’s Beautyでは、男性に向けた美容・健康法、化粧品情報なども発信。

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