
Image Credit: サムスン
中国市場での苦戦が伝えられるなど、2018年は思うようにモバイル事業を展開でなかった韓国サムスン。しかし、同社はそんな状況を黙ってみていたわけではない。
サムスンは今月20日のイベントにて、次期フラッグシップスマートフォン「Galaxy S10」を発表する予定だ。同端末は、サムスンの今後を占う重要な端末となる。
Galaxy S10で期待される進化を、この記事では事前情報や噂から予測してみよう。
弱点なしの全部入りスマートフォンへ
2018年にリリースされた現行モデルの「Galaxy S9」「Galaxy Note9」は、カメラや生体認証システムに大きな進歩がなく、同年にリリースされた中国メーカーの製品と比べると魅力が少なかったのも事実だ。
しかしGalaxy S10では、まずディスプレイの一部に穴(パンチホール)を設け、そこにフロントカメラを設置する。このようなスマートフォンはパンチホール・デザインと呼ばれており、本体に対する画面の比率を最大限に高めることができるのだ。
さらに、本体背面には2〜3カメラを搭載。これにより、標準域だけでなく広角や望遠など、幅広い焦点距離での撮影ができる。またディスプレイをタッチすることで画面ロック解除ができる「ディスプレイ指紋認証機能」も搭載される予定だ。
他社を出し抜くスペックに
もちろん、Galaxy S10では他社を上回るアピールポイントも用意されるはずだ。まず、同社は先日にスマートフォン向けの1TBフラッシュストレージを発表。そして、Galaxy S10の上位モデルにも1TBストレージバージョンが用意されるとの情報がある。
また、Galaxy S10では5G通信に対応した「アニバーサリーモデル」の投入も噂されている。こちらでは他社に先駆けて次世代通信システムが利用できるだけでなく、より大画面や4カメラが搭載されるとの情報もある。
Galaxy S10シリーズでは、基本となる「Galaxy S10e/Galaxy S10/Galaxy S10+」の3モデル、そして前述のアニバーサリーモデルの投入が噂されている。ただし、アニバーサリーモデルが他の機種と同時発売されるかどうかは不明だ。