
「E6系」
秋田新幹線「こまち」向け車両として2013年にデビューしたE6系は、東北新幹線ではE5系と連結し、日本最速の最高時速320kmで走行する。その一方で、盛岡〜秋田間では在来線区間を走行することからE5系より車体は一回り小さく、自然豊かな沿線の中を特急列車のような感覚で走る。車両デザインはフェラーリのデザインを手がけた奥山清行氏が担当。なまはげをイメージした赤いラインとスタイリッシュな先頭形状が人気の新幹線だ。
矢のように走り抜ける新幹線区間に比べて在来線区間は景色が美しい。中でも岩手県と秋田県の県境にある「仙岩峠」は四季折々の風景が楽しめる。難所ということもあり、俊足のE6系もこの区間はゆっくりと歩みを進める。
撮影・取材・文/村上悠太
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※データは2018年12月現在です