
「N700S」
東海道・山陽新幹線の標準車両として活躍しているN700Aに次世代の新技術を搭載したのがこのN700Sだ。「S」は「Supreme」(最高の)を意味している。現在では各種データを採取する試運転が続けられており、2020年度の営業開始が予定されている。車内の快適性向上をはじめ、異常時の対応性、海外輸出時を想定した短編成化対応、省エネ、低騒音性など、新たなるスタンダードを作るJR東海の技術が結集した新型新幹線車両だ。
普通車でも全席コンセントを採用し、大きく回り込むような壁部のデザインで、プライベートな空間を演出。また、停車駅が近づくと明るくなる車内照明など、細かな面まで新しいおもてなしが研究されている。
撮影・取材・文/村上悠太
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※データは2018年12月現在です