「ゲーム・動画を楽しむための新たなツール」として、近年、急速に注目を集めているVR。HTC VIVEがアメリカ・ラスベガスで開催されたCES(Consumer Technology Association)2019にて、VR体験をより刷新する新たなハードウェア&サービスを発表した。
アイトラッキング標準搭載!「VIVE Pro Eye」ヘッドセット
2019年春頃販売開始予定の、注視するだけでメニューを選べるなど、コントローラーを使わない新たな操作性を実現したヘッドセット。
対応ソフトやゲームが増えれば、例えばドリンクを飲みながらであったり、楽な姿勢を取りながらであったりと、さらにVRの楽しみ方の幅が広がることは間違いない。

日本ではすでに、バーチャルキャスト社のVisrtualCast Enterprise版が本製品に対応している。本製品を装着したユーザーの視線やまばたきが対応アバターの視線やまばたきと自動リンクするなど、アバター表現がより自然なものとなった。
500以上のタイトルを無制限でダウンロード!「Viveport Infinity」
VR向けとしては世界初となる、無制限サブスクリプションサービス。
2019年4月5日からは「Viveport Infinity」のライブラリから500以上のタイトルを無制限でダウンロードし遊ぶことができるようになる。
VIVEの提供する最新VRヘッドセット「VIVE Cosmos」
HTCのクリエイティブ・ラボが開発した最新VRシステム「Vive Reality System」を搭載したヘッドセット。
装着感が快適になったほか、セットアップや使用方法がより簡単に。また本製品は、ゲーミングPC以外からも接続でき、家と外出先の両方から使用することが可能になっているという。
一部ゲーマーやファン以外には、未だ馴染み深いとは言えないVR。しかし言い換えれば今後の開発次第で、一般家庭からエンタープライズにまで、より浸透しうる可能性を持っていると言える。
今後のVR技術の進化に注目していきたい。
関連情報/https://www.vive.com/jp/
構成/ino