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2019.01.31

部屋にテレビがあると肥満に!?延び続ける子どもたちの「スクリーン時間」の危険性

 都会の子どもたちが自然に触れる機会が少ないのは理解できるが、少し足を伸ばせば自然が広がっている地域の子どもたちも今は自然の緑の中で過ごす時間が減っているという。その原因はやはりスマホやタブレット端末などのデジタル機器にあるようだ。

延び続ける子どもたちの“スクリーン時間”

 学び盛り、遊び盛りの子どもたちのデジタル機器の利用時間がどんどん延びているようだ。今や住んでいる地域を問わずにこの傾向が子どもたちの間に広がっているのだ。

 米・ノースカロライナ州立大学とクレムソン大学の合同研究チームが2018年10月に「Environment and Behavior」で発表した研究では、サウスカロライナ州の自然に恵まれた地域の中学生を調査して、屋外で過ごす時間と屋内でテレビやデジタル機器を利用する時間(スクリーン時間)の実態を探っている。

 6年生から8年生(11〜13歳)の543人に対して行なった調査では、70%が1日に30分以上は屋外で過ごしていて、さらに40%は1日に2時間以上は屋外で活動していると報告している。屋外で自然に囲まれて過ごす時間が長い生徒ほど、自然に親しんでいて、自然環境との一体感を感じていることも明らかになった。

North Carolina State University」より

 現代の子どもたちとはいえ意外に屋外で遊んでいることがわかったのだが、実はテレビを含むデジタル機器利用時間が屋外で過ごす時間を上回っていたのである。そしてこうしたスクリーンを見て過ごすスクリーン時間(screen time)が長い生徒ほど、自然に親しみを感じていないことも示されることになった。屋外で過ごす時間が削られていることは、生徒の心身の健康と生活の満足度に強い影響を及ぼすと研究チームは指摘している。

 スクリーン時間が長い傾向は特に女子生徒、アフリカ系、8年生(13歳)に見られ、一方で屋外で長く過ごしているのは白人の男子生徒と6年生(11歳)に多く見られた。

 子どもたちに広がるスクリーン時間の増加は、都市部だけでなく自然が身近にある地域でも進んでいることが示されることになったのだが、だからといって研究チームは単純に時代を昔に戻すことを提案しているわけではないという。

 若者が本来持っている新たなテクノロジーへの興味関心を満たすと共に、屋外でも活発に活動できるプログラムや体験を提供することが今後の教育に求められているということである。一方的にスクリーン時間が“悪者”ということではなく、屋外活動とデジタル機器利用のバランスを探る道が求められているようだ。

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