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2019.01.31

成功企業にワンマン社長はいない!ドラッカーに学ぶエグゼクティブに必要な5つの資質

私たちは組織から成る会社の中で生きています。組織とは無縁で組織から隔絶した世界で生きている人はいないと言っていいでしょう。組織とは人の集まりです。人が集まればそこに必ず序列ができます。その序列がいつの間にか暴走し、良識を越えると、一人の人間に権限が集中します。事業の成功がメディアで取り上げられるとき、その成功は、あたかもトップ一人の功績であるかのように伝えられます。しかし、どんなに優れたトップであっても、一人の力で成功しているわけではありません。

孫正義でも、時にはしり込みする。そんな時、背中を押したのは相棒だった。「おのれよりも優れた者」を近くに置ける社長は強い。

成功している企業のトップは、必ず誰かの力を借りて成功しています。軍師、参謀、指南役、相談相手など、いろいろな表現がありますが、経営者にはそのような相棒と呼べるパートナーが必要です。パートナーとは、「命令する相手でもなく、役職の上下関係があっても、それを弁えながら、対等な話し合いができる人」です。たとえば、徳川家康には本多正信、豊臣秀吉には竹中半兵衛と黒田官兵衛、劉備玄徳には諸葛孔明をはじめ関羽と張飛に趙雲子龍がパートナーと言えるでしょう。

今や時価総額規模で日本企業の十本の指に入るソフトバンクも、一直線に成長してきたわけではありません。様々な窮地を何度も何度も乗り越えて、現在の巨大組織を築き上げたのです。もちろん、ソフトバンクの事業構想は孫社長によるものですが、すべての経営判断を一人で行ってきたわけではありません。ソフトバンクグループは2000年のはじめ、モバイル事業に乗り出しました。

当時は、知名度もなく資金も十分とは言えない状況でした。取締役の笠井氏は、「ブランド力がないなら、プロ野球チームを買収して知名度を高めれば良い」「お金が足りなければ、お金を貸してくれるところを見つければ良い」と言い、孫社長を支えました、今日のソフトバンクグループがあるのも、笠井氏の支えがあったからと言っても過言ではありません。

ナンバーワンとナンバーツーだけでは行き詰る。優れた仕事をするにはチームが要る。

社長の仕事は「問題を解決すること」ではなく「未来を開拓すること」です。しかし、社長の所には多くの人が社長の時間を奪いにやってきます。やってつてもやってつけも仕事は増えていく。社長を翻弄させるかのように、毎日、社長の所に多くの問題がやってきます。専務や副社長といったナンバーツーは、サッカーに例えれば、ゴールキーパーと言えるでしょう。

一方、ゴールキーパーには取れるボールと取れないボールがあります。ゴールキーパーが取れないボールは、そのボールがゴールキーパーに飛ぶ前に、ほかの誰かがそのボールを阻止しなければなりません。しかし、阻止すべきボールを阻止してくれる人がいなければ失点を繰り返してしまいます。専務や副社長と言えども、生身の人間である以上、こなせる仕事には限界がある。専務や副社長が手が回らない仕事は、その仕事が専務や副社長にいく前に、ほかの誰かがその仕事を対処しなければなりません。

そのように、仕事は組織立てて行なわれるようにしなければ、優れた仕事が行われなくなり、事業はやがて停滞してしまいますナンバーワンとナンバーツーだけで経営チームという体制がなければ、目の前の問題に対処することで精一杯になり、トップマネジメントの仕事は疎かになってしまいます。では、トップマネジメントの仕事とは何だろうか。ドラッカーはこう言っています。

“複数の人間が協力して、多様な課題を同時に遂行する必要が生じたとき、
組織はトップマネジメントチームという骨格を持つように変身しない限り、
組織は管理不能となり、計画は実行に移されなくなる。
失敗を重ね、停滞し、坂を下る。“
ピーター・ドラッカー

前記したように、社長の所に多くの人が社長の時間を奪いにやってきますし、社長の所に多くの問題がやってきます。社長を雑務から守る助さん格さんのような存在がいなければ、社長は問題に対処する掃除屋になってしまいます。社長が、その時その時に起こる事に逐一反応し、その日その日の問題に対応してしまえば、トップマネジメンの仕事が疎かになり、会社は成果をあげることができなくなってしまいます。成果をあげるためには、絶対チームワークが必要なのです。

しかし、ナンバーワンとナンバーツーのそれぞれが、それぞれの仕事に追われるだけではチームワークは生まれません。 ナンバーワンとナンバーツーという体制は、サッカーで言えば、11人必要なところ4人しかいない状態と同じです。ナンバーワンとナンバーツーといった個の連立ではなく、日々の仕事が組織立てて対応できるように、経営チームの体制をつくることが必須です。経営チームのメンバーそれぞれが、自分の得意分野に徹することによってはじめて事業を成長させていくことができるからです。ナンバーワンとナンバーツーだけでは必ず行き詰ります。事業を成長させていくためには、経営チームが必須なのです。

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